女優・沢口靖子が再ブレークを遂げている。白衣姿の榊マリコに扮する人気ドラマシリーズ『科捜研の女』(テレビ朝日系)の劇場版が想定以上の大ヒットを記録しているのだ。
「当初は大コケ予想だったのが、アニメ『竜とそばかすの姫』やハリウッド作品の『シャン・チー/テン・リングスの伝説』と互角に戦い、週間ランキングはベスト5に入っている。興収も1~3億円いけば恩の字と考えていたが、今は10倍の10~30億円に修正されました」(映画ライター)
さらに、この10月14日からはシリーズ21作目となるドラマ『科捜研の女』が2クールにわたって放送されることが発表されたのだ。今や社会現象を起こすまでにバズった『科捜研の女』。当然だが、ヒロインを務める沢口はテレ朝内では超VIP待遇だという。
「局内の序列はドラマ『ドクターX』の米倉涼子よりも上の存在です。視聴率は20%こそ超えないが、コンスタントに12%前後は押さえている。ギャラも米倉が1本当たり700万円~なのに対し、沢口は300万円~。半分以下で確実に結果を出しており、コスパがいいんです。しかも、米倉はドラマの話をすると『キャラが定着する』など文句が多く、最終的には毎回、ギャラで揉めているんです」(ドラマ関係者)
『警視庁・捜査一課長』との相乗効果
ところが、沢口にはこの種のトラブル話は一切、聞こえてこないのだ。
「スタッフがお願いしたら二つ返事で『分かりました』です。バラエティー番組の番宣にもノーギャラで出てくれる。しかも、共演者とも仲がいい」(制作関係者)
テレ朝サイドが『科捜研の女』をバックアップする理由がもう1つあるという。ポスト『相棒』として期待を掛ける『警視庁・捜査一課長』との相乗効果だ。
「『捜査一課長』で主演を務める内藤剛志と金田明夫の2人は『科捜研の女』にも出演しているんです。つまり、『科捜研』のファンは『捜査一課長』も視聴するわけです」(事情通)
まさに〝持ってる女〟。
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