日本テレビを視聴率競争で猛追しているテレビ朝日。同局で圧倒的な強さを誇るのが大下容子アナ。
現役の女子アナにして同局のエグゼクティブアナウンサー(役員待遇)。さらには自分の名前を冠するレギュラー情報番組『大下容子ワイド!スクランブル』のメインキャスターを務めている。その大下アナを慕って組織されたのが親衛隊組織『チーム大下』だという。
「大下アナは1993年入社です。それ以降の下平さやかアナ、萩野志保子アナ、上山千穂アナ、野村真季アナ、武内絵美アナ、松尾由美子アナ、大木優紀アナ、上宮菜々子アナ、堂真理子アナ、久保田直子アナ、矢島悠子アナ、島本真衣アナ、本間智恵アナ、八木麻紗子アナ、加藤真輝子アナ、森葉子アナらが加入メンバーです。大下アナはプライベートな相談に親身になってくれるそうです。一時期、女子アナが相次いで退社した時、上層部に真相解明を迫ったのも大下アナだった。メンバーの信任は厚いですよ」(テレ朝関係者)
もっとも、これだけのメンバーが揃っていながら日テレの水卜会には会員数で足元にも及ばない。理由は大下アナの生真面目さにあるという。
「コロナ前の話ですが、チーム大下は飲み会はあっても1次会で解散。カラオケや合コンなどは基本、禁止だった。また、アナウンス技術の話になると3時間もお説教されたという女子アナもいたと聞いているんです。かなり堅苦しかったようです」(同)
チーム大下にとって絶対タブー、NGワードとされていたのが結婚や彼氏に関する話。
「大下アナは男関係を断って、仕事を続けてきた。この種の話に対しては黙ってしまうし、不倫など男性関係にだらしない女子アナには非常に冷たいといわれています」(夕刊紙記者)
そのような事情からなのか、チーム大下と微妙な距離感を保っているのが2013年に入社した弘中綾香アナが立ち上げた『弘中会』だ。いまやアイドルアナ不在といわれるテレ朝局内において、制作関係者の期待を一身に集めている中堅女子アナだ。
火種をはらむ世代間の分断
「弘中会については、チーム大下も〝世代間格差〟と捉え、見て見ぬふりをしている状況ですね。チーム大下に対し、弘中会が何かを仕掛けたり、悪影響を及ぼしたりしない限りは黙認するということです。メンバーは2014年以降の入社組。山本雪乃アナを筆頭に紀真耶アナ、田中萌アナ、桝田沙也香アナ、森川夕貴アナ、林美桜アナ、三谷紬アナ、住田紗里アナ、並木万里菜アナ、斎藤ちはるアナらが名前を連ねている。基本、不倫など人の道に外れなければ、恋愛自由。また、テレ朝がYouTubeで女子アナ出演動画を作成した際に『セクハラ企画だ』と声を上げ抗議したのが弘中アナだった。一時は局内でも『越権行為ではないか』と猛反発する声も上がったが、弘中アナの人気の前に黙るしかなかったようです。テレ朝内で彼女は〝イケメン弘中アナ〟とか〝アニキ〟などと呼ばれ、後輩から慕われています。若手のホープで『羽鳥慎一モーニングショー』を担当する斎藤ちはるアナも弘中アナに心酔しているクチ」(関係者)
もっとも、唯一の例外だったのが『報道ステーション』に出演していた森川夕貴アナだ。
「10月に『報ステ』からの降板が決まった。あまりの悔しさからチーム大下に助けを求めたそうです。大下アナは話を聞き、何かしらの確約を上層部から得た。森川アナが10月から夕方の報道番組『スーパーJチャンネル』でメインキャスターを務めることが発表されたのは、そのすぐ後でした。以来、森川アナは大下シンパになった。その際、大下アナは『人気だけに胡坐をかいていると、とんでもない目に遭うわよ』と暗に、弘中アナに対する皮肉とも取れる言葉を口にしたそうです」(放送作家)
テレ朝に存在する2大派閥…。近いうちに弘中アナが大下アナにケンカを売る事態が起きそうだ。
「女子アナ世代間で分断された派閥は、大きな火種をはらんでいるものです。弘中アナはまだ三十路で人気がある。大下アナの対応次第では独立してしまうかもしれませんよ」(同)
テレビ朝日上層部の眠れない日々は続きそうだ。
~Part1はこちら~
女子アナ「最新派閥」勢力図Part1
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