9月9日発売の『週刊文春』で、夫の会社の〝助成金不正受給疑惑〟が報じられたモデルでタレントのアンミカが13日、曜日レギュラーの情報番組『バイキングMORE』(フジテレビ系)に生出演し、謝罪した。
「文春が、複数の元社員の告発として報じた記事によると、従業員に支払う休業手当の一部を国が補助する『雇用調整助成金』の制度を、アンミカの夫であるセオドール・ミラー氏が経営するイベント会社が悪用。実際には働いていた社員たちの休業日数を大幅に多く改ざんして国に申請し、不正に助成金を受け取っていた疑惑が生じているのです」(スポーツ紙記者)
この日、同番組には新型コロナに感染して重症化していたタレントの野々村真も約2カ月ぶりに生出演。MCの坂上忍は、まず野々村の復帰を話題にした後、「なんかアンミカの周りもちょっと騒々しいって聞きましたけど」と話を振った。
すると、アンミカは「本当にお騒がせしております」と切り出し、「夫の会社のことなので、詳細は、私は把握できてないんですけど、もちろんあってはならないことですので、疑惑を払拭すべく、きちんと調査、訂正していただきたいと思っています。すみません、貴重なお時間いただいて」と謝罪したのだ。
「ほんまバカタレ!」
「アンミカは今年の6月に、経産省のキャリア官僚2人が新型コロナの影響を受けた中小企業を支援する家賃支援給付金をだまし取った事件について同番組で言及。『この2人のせいで一番腹立つんがね、給付金の手続きがより厳正になっちゃって、遅れる人が増えてくることが腹立つのよ。ほんまバカタレ!』と怒りをあらわにしていたんです。それなのに、夫の問題については冒頭の謝罪のみ。番組も、がっつりスキャンダルとして追及し、夫も呼んで釈明させた上でアンミカが謝罪するなら分かりますが、これでは〝身内に甘い〟と批判されても仕方がない」(同・記者)
フジテレビとしては、報道分野のネタも扱う番組ということもあり、さすがにスルーするわけにはいかなかったようだが…。
「もともと、アンミカの歯切れのいいコメントは視聴者に好評なんです。普段は腰が低く、スタッフ受けもいいので、制作サイドもそこまで大きな問題にしたくなかったのが本音。現場は、坂上の軽いフリで、番組の冒頭でさらっと終わらせるのが、一番ダメージが少ないと判断したんでしょう」(フジテレビ関係者)
謝罪後、政界などの話題について、アンミカはいつものように歯切れよくコメントしていたが、これで視聴者が納得するかどうかは不明。今後、当局の調査などによって不正が摘発された場合、いくら「夫の会社」とはいえ、コメンテーターを続けることは難しくなってくるかもしれない。
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