9月10日、河野太郎ワクチン担当相が自民党総裁選に正式に出馬表明を行った。
これまで取り組んで来た新型コロナウイルスのワクチン接種や行政手続きのハンコ廃止について、「みんなができないと思っていたことが、一つ一つやることでできた」と成果を強調。持論である「脱原発」を引っ込め、「このたびの自由民主党の総裁選挙に立候補いたします。人が人に寄り添う、ぬくもりがある社会をつくっていきたい」と訴えた。
同月4日、5日に共同通信社が行った次の首相に「誰がふさわしいか」という世論調査で31.9%とトップの河野大臣だが、Twitter上ではハッシュタグ「#河野さんにブロックされています」が話題となっている。
《昔・・・俺は親父と選挙区が違うから二世議員じゃない、というツイートに、「でもお父様の中選挙区時代の選挙区内ですよね」と指摘したらブロック》
《まさか、と思ったら自分もブロックされていた…。立場も意見も違うけれど、赤羽国土交通大臣はしっかり反論して向き合ってくれたんですが…》
中には《一度も絡んだことないのに…笑》ブロックされた人もいるという。
「7日には、新たに総裁選用のアカウントを作って発信力を高めていますが、かなり前から河野大臣がブロックしまくることはネットで有名でした。伝説のロックバンド元『BOOWY』のドラマー・高橋まことさんもブロックされていますよ」(政治部記者)
「一定の礼節」を欠く記者会見
同日に出演したインターネット番組『ABEMA NEWS』では、「そういう(Twitterのブロック)機能を使うということに問題はないというふうに思っている。また、ブロックされてもツイートを見ることは普通にできるわけで、見たければご覧になればいいと思うし、Twitter上の会話を、普通のリアルのように一定の礼節を持ってやっていただければいいのではないか」と反論。
総裁選出馬会見でも「SNSでは平気で人を誹謗中傷する。そのおかげで非常に嫌な思いをする人もいれば、法的措置を取らざるを得なくなった人、自殺に追い込まれたような人がいる。一定の礼節は重んじなければいけない」と強調したが、これがネット民の怒りの火に油を注いだようだ。
「例えば、《『Twitter上の会話を、普通のリアルのように一定の礼節を持ってやっていただければ』という河野太郎さんの、リアルでの礼節がこちら↓》と前置きされた上で、外務大臣時代に定例会見で記者からロシア関連の質問をされた際、『次の質問どうぞ』を繰り返し、うすら笑いを浮かべてすべての回答を拒否。共同通信社の記者から『なんで質問に、〝次の質問どうぞ〟と言うんですか?』とたしなめられても、『次の質問どうぞ』と答える動画を投稿されてしまったのです」(ネットメディア編集者)
前出の政治部記者が続ける。
「もともと人の意見に耳を貸さないタイプですからね。こんな人物が〝次の総理〟に相応しいと思っている国民が3割もいることに驚きです。まあ、悪いことがバレそうになると証拠隠滅しまくった安倍・菅内閣に長期政権を許した国民性ですからね。日本国民はドMとしか言いようがない」
モリカケサクラ……平気でウソをつく自民党政治を国民がブロックする番かもしれない。
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