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JRA重賞『京成杯AH』(GⅢ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

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サマーマイルシリーズの最終戦であり、秋のGⅠを目指す馬たちの始動戦でもある。

季節が交差する時期の注目カードだ。過去10年を振り返ってみると、大波乱は2015年の3連単222万馬券だけで、あとは10万円台が2回と、ハンデ戦にしてはおとなしめ。ただ、1番人気は【3・0・0・7】と不安定で、その分、2番人気が【3・1・2・4】と穴埋めする形となっている。なお、10番人気以下の大穴は、5頭が3着以内。こちらも少々ケアが必要かもしれない。

★軸馬=グレナディアガーズ
昨年の朝日杯フューチュリティSをレコードで制した2歳王者・グレナディアガーズ。3歳になってからの2戦はファルコンS2着、NHKマイルC3着と、白星に届いていないものの、馬券圏内はキープしている。NHKマイルCを勝ったシュネルマイスターが、次走の安田記念で3着、2着だったソングラインも関屋記念3着と、古馬相手の重賞で好走。3着だったこの馬も、通用していい。このところ行きたがる面を見せているので、先行タイプがそろったここは、折り合いもつけやすくなるはず。11月には米国遠征案も浮上。まずは秋初戦をすっきりと突破して、海を渡る態勢を固めたいところだ。

★相手=カラテ
昨年末から急成長を見せ、OPクラスまで上がってきたカラテ。2走前の安田記念は、相手も強く13着に敗れたが、前走の関屋記念では、すぐさま2着に巻き返しており、3走前の東京新聞杯勝ちがフロックでないことを証明した。芝のマイルでは【4・1・0・3】で、中山に限れば2戦2勝と相性抜群。得意コースで立ち回りのうまさを活かしたい。

★相手=カレンシュトラウス
ここまで9戦して【4・3・2・0】と、4着以下がないカレンシュトラウス。目下3連勝中で、いずれもメンバー中最速の上がりをマーク。馬場とペース次第では、32秒台の切れ味を繰り出す瞬発力も秘めている。今回は重賞初挑戦で相手関係が一気にきつくなり、さらに中山も未経験。ハードルは低くはないが、今の勢いならそれも突破しそうな雰囲気は感じられる。

馬場が渋れば期待値上昇のスマートリアン

★相手=カテドラル
今年に入っての4戦は東京新聞杯2着、ダービー卿CT2着、安田記念12着、中京記念2着と、GⅠ以外は安定した走りを披露しているカテドラル。3歳時にはNHKマイルC3着もある素質馬が、低迷期を経て、ようやく復調気配を見せている。実績と近況を考えれば、今回のメンバーなら軽くは扱えない。

★相手=マルターズディオサ
ここ2走は⑧⑨着と上位争いには加われていないマルターズディオサだが、高松宮記念、ヴィクトリアマイルといずれも強豪相手のGⅠだった。キャリア12戦のうち、GⅠ以外では【4・2・0・0】とすべて連対しており、GⅢのここは狙い目。中山芝は紫苑S、サフラン賞と2戦2勝。馬場との相性も上々だ。

★相手=スマートリアン
条件戦を2連勝し、OPに上がってからも米子S、谷川岳Sと連続2着のスマートリアン。4歳秋を迎えて、一気に本格化の兆しを見せている。重~不良では【2・1・0・0】と、馬場が渋れば、さらに上位進出の期待が高まる。

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