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小泉進次郎環境相の涙に賛否両論!「詩人から役者になったのか」

小泉進次郎
小泉進次郎 (C)週刊実話Web

小泉進次郎環境大臣の涙に世間の注目が集まっている。

9月3日に菅義偉総理が自民党総裁選への不出馬を表明。永田町と霞が関に激震が走り、自民党も次の総裁選びに走り出す中、小泉環境相が記者団の前で菅総理の心境を代弁してみせた。

「近くで見ていて、総理ではなく、一部の周辺が考えていることが、あたかも総理が考えていることのように報じられ、総理に対する反感につながっている。昨日、『総裁選に勝ったものが衆院選の日程を決めるのは当然だ』との想いを私に伝えたのは、そういった党内の疑心暗鬼に対して『そんなことは考えていない』という総理の明確なメッセージです」

今後の対応については「菅総理とやってきたことがしっかり評価されるようにやっていきたい」と答えるにとどめたが、その後、官邸で菅総理と会談し、記者の前に現れると涙を見せたのだ。

「私がすごく悔しいのは、総理が人間味のない方だと思われているフシがあることです。まったく逆で、温かい方ですね。懐の深い方で、息子みたいな年の私に、〝引く〟という選択肢まで含めて話をする私に対して、常に時間を作ってくれて…感謝しかないですね」

このときの涙について、専門家の意見は賛否両論だ。

《甘いかもしれないけど、人としての振る舞いと言う点で、ちょっと見直した》

いつもは辛口のジャーナリスト・江川紹子氏は、こうツイートして小泉環境相の涙を評価した。

対照的に、元テレビ朝日の政治部デスク・官邸キャップで歴代16人の首相を取材した政治ジャーナリストの細川隆三氏は手厳しい。4日に出演した『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)で、次のようにコメントしたのである。

「最後の小泉さんの涙は…よく分かりません。だって、あの人は環境大臣で会見してポエムだなんだって言われてたじゃないですか。詩人から役者になったのか、という感じはします」

オリパラ強行で医療崩壊を招いた張本人

ネット上でもさまざまな意見が投稿されている。

《加藤の乱みたいだわ…菅さん。ハシゴ外しにいって外された? 進次郎の涙で会議で何あったか分かるなあ》

《小泉進次郎の涙、ミリ単位で心動きません。逆にドン引きよ。泣きたいのに歯を食いしばって頑張る国民や、泣く気力もなくした国民は五万といるわ》

《小泉進次郎君、われわれ国民のために泣くぐらい働いたか? アンタたちのおかげで仕事も生活も引っ掻き回されて。国民はな、もう涙も出ねんだよ》

東京オリンピック・パラリンピックを強行し、大会関係者848人(うち選手は44人)の感染者を出し、医療崩壊を招いた張本人の菅総理が、「新型コロナウイルス対策に専念したいので総裁選に出馬しない」としたことに対し、デーブ・スペクター氏はツイッターでチクリ。

《すみません、日本語が難しくて。「コロナ対策に専念するため首相やめます」とは、「ネタ作りに専念するためコメディアンやめます」みたいなことでしょうか?》

菅総理の不出馬が決まった途端、河野太郎ワクチン担当大臣が出馬を表明した。総理のコロナ対策に必要不可欠なはずの閣僚は「総裁選」にかかりきりになる。

こういうブラックジョークを、国民がどうジャッジするか。見ものである。

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