米大リーグ、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が9月1日(日本時間2日)、チェースフィールドで行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発。3回途中6失点でKOされ、自己ワーストを更新する7連敗を喫した。
6月21日に7勝目を挙げて以降、先発10戦して勝ち星なし。ネット上では「粘着物質禁止ルール」が影響しているのではないかという声が広がっている。
《ダルビッシュ見てたけど、すぐに降板しちゃった。最弱ダイヤモンドバックス相手にあっけなくKOって、もしかしてあのルールのせい?》
《粘着物資禁止以降のダルビッシュの成績がやばい。このまま後半戦で1勝もできなかったらさらにやばい》
《ダルビッシュ、粘着物質との関連を指摘されても仕方がないくらい規制前と規制後の成績が違い過ぎる。発信力のある人だから解説がほしいですね》
《ダルビッシュは成績落ち過ぎだよね。粘着物質を使ってた影響なのか股関節を痛めていた影響なのかは分からんけど…》
スポーツライターが解説する。
「メジャーリーグでは、今シーズン途中から松ヤニや日焼け止めなど、ピッチャーが滑り止めとして使用していた粘着物質の検査が厳しくなりました。規制の厳格適用は6月21日から始まりましたが、ダルビッシュは規制後、1勝も挙げられず、ついに自己ワーストの7連敗を喫してしまいました。ファンからは心配の声とともに、使用できなくなった影響を疑う声も出ています」
大谷翔平は審判のチェックに笑顔
当のダルビッシュは、去る6月18日に更新した自身のツイッターで「粘着物質取り締まり問題」について、持論を展開していた。
《この混乱の根本的な理由は提供されているボールの問題からくる選手、MLBのルールと、ルールブックに載っているルールが違うって所だと思っています》
《MLB側も球の質を改善しないかわりに、自分達で〝うまいこと対応してね〟って態度で(中略)なのにMLBはここにきていきなり〝え? あなた達そんなことしてたの?ダメじゃん! もうダメだからね〟って態度変えた風に感じます》
先のスポーツライターが続ける。
「MLBのボールは長年、滑りやすいから改善が必要だと議論されていたのに、放置されてきました。それなら、投手側は粘着物質を使うよ、というのが〝暗黙の了解〟だったのです。それを急に禁止にするとはどういうことだ、とダルビッシュは違和感を表明したわけです」
現在、粘着物質禁止の影響は、ダルビッシュ以外にも多くの投手に見られるという。
「審判から確認作業を求められた際、ダルビッシュは不服そうな顔つきを見せていますが、大谷翔平は対照的に笑顔で帽子とグラブを差し出し、NBCスポーツから『オオタニは優しさも兼ね備えている。これぞ三刀流だろう』と称えられています」(同・ライター)
不調が続くダルビッシュだが、まずは1日も早く1勝を挙げ、粘着物質使用を疑う奴らを黙らせてほしいものだ。
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