ジャニーズ事務所の名誉会長・メリー喜多川氏が、8月14日午前7時35分に都内の病院で死去していたことが分かった。
死因は肺炎で、93歳だった。葬儀・告別式は近親者のみで執り行われ、17日に同社が公式サイトで発表。お別れの会などを行う予定はないという。
「メリーさんは、2019年の7月に亡くなった弟のジャニー喜多川前社長とともにジャニーズ事務所を創業。裏方として、経営面やタレントの管理に携わっていました」(スポーツ紙記者)
プライベートでは、1997年に亡くなった作家の藤島泰輔氏と結婚し、ジャニーズ事務所現社長でもある長女の藤島ジュリー景子氏を授かった。
「ジャニーさんの他界後、メリーさんは19年9月に代表取締役会長に就任。長女のジュリーさんが社長、タレントを引退した滝沢秀明氏が副社長に就任し、メリーさんは昨年9月に名誉会長の職に就いていました。ジャニーさんに続いてメリーさんという後ろ盾も失い、ジュリーさんが率いるジャニーズは、今後かなり弱体化しそうですね。また退所するタレントが続出するかもしれません」(テレビ局関係者)
勇退するスタッフの後任か
タレントのみならず、長年、裏方として支えたスタッフにも勇退のウワサが流れている。
「長年、広報を務め、現在は副社長になっているS氏です。ジュリーさんとはソリが合わず、数年前から勇退に向けて準備を始めていましたからね。メリーさんがお亡くなりになったことで、いよいよかとウワサになっているんです」(同・関係者)
後継者として名前が挙がっているのは、意外な人物だという。
「『TOKIO』の松岡昌宏ですよ。もともと、メディアとの飲み会でも松岡は積極的に盛り上げ役に徹するなど、広報向きの性格でした。多くの所属タレントが、古参のS氏を前にすると緊張する中、松岡はS氏を報道陣の前でイジるなどサービス精神旺盛。松岡ならS氏も自分の後を任せられるのでは」(芸能記者)
今年4月1日付でジャニーズ事務所の100%子会社として立ち上げた『株式会社TOKIO』でも、松岡は広報を担当している。
「メリーさんの訃報が公表された直後、松岡は都内で行われたWOWOWの主演ドラマ『密告はうたう 警視庁監察ファイル』の制作発表会見に出席していました。メリーさんの件については触れなかったそうですが、いろいろ胸に秘めた思いがあったのかもしれません」(同・記者)
〝人間力〟の高さで周囲をすべて味方にしてしまう松岡。スキャンダルを暴く側の芸能マスコミにとっては、意外にも〝難敵〟となりそうだ。
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