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本当にあった裏社会の呪い②原因不明の指の激痛が“指塚供養”で解消

イラスト/みずしま聖  (C)週刊実話 無断転載禁止 
イラスト/みずしま聖  (C)週刊実話 無断転載禁止

世界中に「怪談」は数あれど、お国柄や宗教の違いは出ても、大筋は似たり寄ったりなものが多い。ところが、欲望と怨念の渦巻く「裏社会」の住人たちは、怪談話にしても規格外。とんでもない恐怖体験をしているというのだ!

ヤクザ業界の代名詞、指詰め。「落とした」背景こそさまざまなれど、差し出された指には本人の「念」が宿っていることは言うに及ばず。

実際、その扱い方によっては、差し出された側に災いが及ぶこともあるようだ。

「ある時期から『変形性関節症』にかかって完全に指が曲がってしまいましてね。病院の治療もまったく効果がなく、激痛で眠れなくなってノイローゼになり、自分で(指を)落とそうとしたこともありました。そんな時に、親分から〝指塚〟を作ることを勧められ、無造作に机に放り込んでいた『指たち』を庭に埋葬すると、自分の指の痛みがぴたりと止んだので驚きましたね」(現役ヤクザ組長・60代)

カレーで指を煮込んで本人に食わせる

「昔は『落とさせた指を犬に食わせる』ような非情なヤクザも多かったですからね。僕の小指も親分の愛犬に食われてしまったのですが、その犬はある時、遊びに来た親分の実孫の首に噛み付いて離さず、仕方なく撃ち殺されました。若い衆よりも大事にしていた犬なので親分は落ち込み、人が変わってしまいましたが、誰もが『因果応報だ』と口を揃えてましたよ」(元ヤクザ・50代)

なかには、カレーで指を煮込んで本人に食わせる親分までいるそうだ。

「ろくな死に方はしない」とささやかれるのも無理はない。

【本当にあった裏社会の呪い③に続く(#③を読む)】

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