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都会ヤクザVS田舎ヤクザ②「女」おいしい思いをするのは都会の若い世代だけ

イラスト/みずしま聖  (C)週刊実話 無断転載禁止 
イラスト/みずしま聖  (C)週刊実話 無断転載禁止

コロナ禍でリモートワークが当たり前になり、都会から地方都市へ移住する人たちが増えている。しかし、縄張りに縛られ、おいそれと〝越境〟できないヤクザたちの間では、都会と田舎の「地域格差」が生じているという。実際、都会と田舎でヤクザの生態はどう違うのか。

「昔は、曜日ごとに違う愛人を抱いてるようなヤクザが、それこそゴロゴロいたもんですが、さすがにいなくなってしまいましたね。ただ、最近の若い世代は見た目もEXILEみたいで、一般ウケするのが多いですからね。水商売の女オンリーだった時代に比べれば、ヤクザが連れている女もずいぶん変わりましたよ」(都会幹部・40代)

古今東西を問わず、イイ車に乗り、イイ女にも乗るのがヤクザのアイデンティティー。どれだけ彼らがモテなくなったといわれても、一般人よりはるかにヤリまくっていることに変わりはない。

だが、やはり都会と田舎では、そのモテ方や恋愛事情が変わってくるようだ。

「特に都会の女ってのは見栄の張り合いで、リムジンだの芸能パーティーだの、キラキラした日常を提供してくれる男を好むじゃないですか。そこは昔からヤクザの得意分野ですからね。それに最近は、刺青入れてるだけで『かっこいいー!』って感じの子も多いですから、こっちが勘繰ることさえありますよ(笑)」(都会幹部・30代)

親分衆の間では〝熟年離婚〟が急増

「田舎では一応、まだヤクザのステータス性も強いんですが、最近の若い子はウェブで簡単に人脈をつくっちゃうじゃないですか。やっぱりイイ女ってのは都会に出ちゃって、地元に残ったどこか垢抜けない女にしかモテません」(田舎組員・30代)

「親分衆が昔の感覚のままなので、若い衆の女は義理事に無理やり駆り出されて、お酌やらカラオケでデュエットやら、接待させられるんですよね。みんなこれが原因で別れてしまい、非難囂々ですよ」(田舎組員・20代)

また、昔に比べて苦労をかける場面が格段に増えたからか、親分衆の間では〝熟年離婚〟が増えたという声もある。女性関係でおいしい思いをしているのは、都会の若い世代だけということか。

【都会ヤクザVS田舎ヤクザ③に続く(#③を読む)】

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