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芸能界より深刻!?ヤクザの独立問題⑤恨まれて引退した親分の悲惨な末路

イラスト/ホセ・フランキー (C)週刊実話 無断転載禁止
イラスト/ホセ・フランキー (C)週刊実話 無断転載禁止

SMAPを皮切りに、手越祐也や山下智久、長瀬智也といった売れっ子が続々と退所。ついには〝長男〟マッチ(近藤真彦)までいなくなったジャニーズ。米倉涼子、剛力彩芽、岡田結実などの退所が止まらない“美の総合商社”オスカープロモーションのように、芸能界では「独立」ラッシュが続いている。その影響を受けたわけではないだろうが、厳しい状況が続く裏社会でも「離脱」に歯止めがかからないというのだ。

「自分の見る目のなさをさらすようで恥ずかしいのですが、ウチの元親分は、子分から金はガジる(恐喝する)、女は寝盗ると、ろくでもない野郎でした。ある事件の責任を取らされるカタチで引退したのですが、本人は喜んでましたよ。(引退の際に)組織に金を搾り取られたみたいですが、それ以上の額を隠していたようです」

ヤクザ専門誌では絶対に語られない話を告白するのは、稲田吾郎(仮名)さんだ。

元親分には「悪いようにはしねぇから、俺についてこい」と、引退後も身のまわりの世話をするように頼まれたというが、もちろん、日頃の元親分の言動からその気はなし。きっぱりと断ったところ、「この恩知らずが!」と怒鳴られたという。

窓ガラスを割られて車もズタズタ

「それまでいろいろな横暴に耐えてましたが、引退すりゃ関係ないですからね。窓ガラスでも割ってやるかと、拳銃を持って自宅に行ったのですが、すでに割られてました(笑)。駐車場の車を見ると、ボディー全面が〝10円傷〟でズタズタの上、ボンネットにウンコまで垂れられてましたよ。聞けば、今までヤツの傲慢についていけずに辞めた者や、言われなき理由で破門にされた者が、ここぞとばかりに集結して、いっせい報復に出たようです。噂によると、最後は家まで燃やされ、どこかに隠してた財産まで持ってかれたらしいです」

まさに因果応報。それなりの金を握ったままカタギになることは、今や〝アガリ〟と比喩されるヤクザ業界だが、本当の意味で後腐れなく辞めることは極めて難しいようだ。

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