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“ヤクザ第7世代”の生態③親分を『お父さん』と呼び間違える

イラスト/タカミトモトシ (C)週刊実話 無断転載禁止
イラスト/タカミトモトシ (C)週刊実話 無断転載禁止

ヤクザのくせに実家住まい、刺青の代わりに全身脱毛で金玉からケツの穴までピカピカ、当番中に組事務所からSNSでライブ配信、会費を払って育休を取得などなど、現代の若い衆は意識高い系の集団だ。「ゆとりヤクザ」と揶揄された若頭世代ですら驚きを隠せない〝ヤクザ第7世代〟の驚きの生態に迫る!

家庭にも地元にも居場所がなく、社会からつまはじきにされた者が辿り着くのが本来のヤクザ業界。彼らが盃で結ぶ「親子関係」は血縁よりもはるかに濃く、実の両親とはとっくに絶縁している者など組内にゴロゴロいたものだ。

ところが、昨今の若手は少々事情が違うらしい。

ヤクザを辞めるのが一番の親孝行

「親分を『お父さん』と呼び間違えて大恥こいたヤツがいたのですが、調べてみれば案の定、ヤクザのくせに実家住まいでした(笑)。また、別の若い衆は両親の誕生日をお祝いする姿をSNSに投稿しており、《ガキのころに迷惑をかけた分、これからたくさん親孝行するからな》なんて書いてましたね。普通に考えて『ヤクザを辞めるのが一番の親孝行だろ!』と思ったのは、もちろん内緒です」(関東系ヤクザ幹部・40代)

ともあれ、親を大事にする姿勢は彼らの世代ではモテ要素だ。

敵対組織にスクショを撮られ、抗争の際に大事な親を人質に取られることがないよう、祈るばかりである。

【ヤクザ第7世代の生態④に続く(#④を読む)】