俳優の小栗旬が、ハリウッドデビュー作となる映画『ゴジラVSコング』(アダム・ウィンガード監督)の初日舞台あいさつに出席した。
ゴジラとキングコングの対決を描いた同作で、小栗はハリウッド版『ゴジラ』シリーズ前2作で俳優の渡辺謙が演じた芹沢猪四郎博士の息子・芹沢蓮を演じている。
2年前にオーストラリアで撮影され、昨年の1月にロサンゼルスで追加撮影。小栗は、「スケールがすごかった。1つのシーンにかける時間がすごく長かった。20~30テーク撮り続けるので、緊張というよりだんだん楽しくなってきた」と撮影を振り返っていた。
「出演したテレビ番組で小栗が明かしたところによると、オファーが来たときは、ほとんど英語が話せない状態だった。その時点ではセリフが日本語だったので英語力は必要がなかったようだが、小栗は英語を猛特訓。最終的には、セリフが英語に変わったそうです」(芸能記者)
将来は所属事務所の社長に就任!?
一部メディアのインタビューに対し、小栗は「出演が決まってから、謙さんにお時間をいただいて少しだけお話しさせてもらったんです。そのときに『いつも通りやってくればいいんだよ。俺が出演していたシリーズ作品にお前が出てくれて、本当にうれしい』って言ってくださって」と明かしていたが…。
「あくまでも今作の〝主演〟はゴジラとキングコング。正直、あの役は小栗ではなく、ほかの日本人俳優でも問題なかったはずで、〝爪痕〟を残すことができなかった。それに比べて、ハリウッドでの経験を重ねている渡辺は、『ゴジラ』シリーズでもしっかり存在感をアピールしていた」(映画関係者)
ハリウッドデビューが決まると、小栗は家族ともども米・ロサンゼルスに移住。現地に拠点を移す計画だったが、昨年のコロナ禍に家族で帰国。今後のハリウッドでの活動は未定だ。
「立て続けに次の作品が決まればハリウッド進出は成功と言えただろうが、微妙な感じ。将来は『所属事務所の社長に就任する』と言われているだけに、日本での活動に専念するかもしれない」(同・関係者)
とはいえ、次回作のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも主演を務めるだけに、俳優としては今後も安泰だ。
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