人気アイドルグループ『乃木坂46』の松村沙友理が6月23日、横浜アリーナで卒業コンサートを行った。
松村はファンに対し、「10年間つらいこともあったけど、辞めないで『頑張ろう』と思えたのはファンのみなさんのおかげだと思います。私にとってファンの皆さんはかけがえのない存在だったとあらためて思いました。支えてくれて本当にありがとうございました」と涙を流した。
10年間のアイドル活動はこの日で終了。卒業記念写真集『次、いつ会える?』が発売される7月13日をもって、正式にグループを卒業するという。
「松村が口にした『つらいこと』とは、2014年10月に〝文春砲〟を喰らった不倫問題でしょう。松村は、書籍編集者の既婚男性と飲酒後、路上キスしているところを『週刊文春』にスクープされ、出演したラジオ番組で涙ながらに謝罪したのです」(芸能記者)
乃木坂はAKB48グループと同じように、活動している期間中の恋愛はご法度とされているのだが…。
さまざまな“大人の事情”で…
「松村は恋愛どころか、不倫に溺れてしまったわけで、本来ならばクビになっていてもおかしくないような、とんでもない不祥事でした。ところが、お相手の男性が、乃木坂やAKBグループにとっての大事な取引先である大手出版社の社員だったため、さまざまな〝大人の事情〟で、松村には何の処分も下されなかったのです」(同・記者)
ただ、不倫騒動の影響はグループに及んだ。乃木坂は、この年のNHK紅白歌合戦に出演が内定していたが、取りやめとなってしまったのだ。
「AKBグループに所属していなくても、不倫をすればアイドル生命が絶たれるのが普通です。それなのに、10年間もアイドルを続けて無事に卒業を果たし、今後はソロでタレント活動を行うというのですから、もはやアイドル界のレジェンドですよ」(芸能プロ関係者)
松村の母校は、甲子園で数々の伝説を打ち立てた「大阪桐蔭高校」だ。アイドル史に残る〝偉業〟を達成した松村も、甲子園で活躍したOBたちと並ぶレジェンドとして、同校関係者に記憶されることとなった。
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