コロナ禍中でありながら、東京・六本木で激しく盛り上がるエンターテインメント・ショークラブがある。一度くらいは名前を聞いたことがあるだろう。それが『バーレスク東京』だ。在籍するタレント(ダンサー)の数は70人以上! 全世界のSNSフォロワー数を合計すると3600万人に迫る勢いだという。その中から、選りすぐりの人気嬢4人をピックアップしてインタビューを試みた。
――まずは、順番にみなさんのプロフィルと前職を教えてください。
ティファニー 看護師を辞めて、2年半前からここで踊っています。「(看護師の仕事は)免許さえあれば、私でなくてもできるんじゃないか」と、疑問を持っちゃったのがきっかけ。1人でフラリとこのお店に遊びに来た時に、悩んでいた私がショーを見て「明日から頑張ろう」という元気をもらったんです。「この人たちは〝自分〟というのを仕事にしているんだな」と思いました。私にしかできないことで人を元気させたい、「健康な人をより健康に」みたいな。その3日後に病院を辞め、ここのオーディションを受けていました。
さら 私は高校生の時に映画『バーレスク』(2010年)を観て、とても感動したので、日本にも同じような施設はないのかと探してたどり着きました。でも、20歳でオーディションを受けて落ちてしまい、他のショーパブで修行して2年後にまた再受験したんです。
りの 私は3歳から17歳までクラシックバレエ一筋で、ケガをしたのを機に引退。それでもバレエに関わっていたくてダンス用品店に就職しました。20歳の時に初めてこのお店に来て、大好きな映画『バーレスク』みたいな世界だなと思いながらも、まさか自分がここで踊るとは思いもしませんでした。なのに、いつの間にか「踊りたい」と思うようになり、今年2月にオーディションを受けました。バレエとは全然違うダンスでもあるので、半年前からダンス教室に通ったんです。
まりん 私もティファニーと同じく、前職は看護師です。静岡の病院で働いていました。遊びで上京した時に、かわいい女の子がたくさんいてショーも見られてお話もできる…と聞いて、お客として来ていたんです。ダンスの経験は全くなかったので、お店に入った当初は本当にキツかったです。もう2年が経つけど、今はアイドル系のダンスを踊っています。
モットーは「歌とダンスで世界を変える」
バーレスク東京は2013年に東京・六本木にオープンしたショークラブ。コロナ禍の前は1日1億円の売り上げを記録したこともある。1日3回行われる公演では女性ダンサーたちがポール・ダンスなどのパフォーマンスを披露。「歌とダンスで世界を変える、歌とダンスで魔法にかける」がモットーだという。
――ティファニーさんは人気番組『マツコ会議』(日本テレビ系)にも出演。その時のエピソードが話題になりました。
ティファニー ボットン便所の話ですか?
――そうです。本当に貧乏だったんですね。
ティファニー 実家は両親と私、2歳年下と10歳年下の弟の5人家族。家が古すぎて、トイレはボットンだし、雨漏りも常にしていました。ある大雨の日、家族みんなで寝ていたところ、私の顔にしょっぱくてクッサイ水が落ちてきたんです。雨漏りがこんなに臭いわけがない…と思いながらも、そういうエピソードは当時の友だちや彼氏には恥ずかしくて言えませんでした。だから今は、実家をリフォームすることが私の夢。母はフィリピン人なのですが、その実家も建て替えてあげたいんです。
――でも、その親にもバーレスクで働き始めたことは内緒だったとか?
ティファニー そうなんです。看護師を辞めたことも内緒にしていて、マツコさんには「元気で楽しく生きてれば親は嬉しい。胸張って生きてるだけでいい」と言ってもらえて、涙が出てきちゃいました。
――みなさん、抜群のプロポーションをされていますが、セールスポイントをホメあってもらえますか?
まりん 私は現在、『小悪魔ageha』という雑誌の専属モデルをしているのですが、それとは別に撮影会とかにも行くこともあります。モデルなので、そこでは表情をあんまり変えなくてもいいんです。でも、さらちゃんはすごいですよ! こんなに可愛い顔をしているのに、ショーの最中は別人みたいにエロい顔になるんです。表情がめっちゃ勉強になる。
さら そうなんです。ステージに立つとスイッチが入っちゃうんですよね。その反面、私はしゃべるのが少し苦手で、ティファニーさんのMCはめちゃめちゃすごいですよ。お客さんをすごい盛り上げるのがうまいんです。みんなを笑顔にできるのってサスガだなぁといつも感心しています。
SNSで積極的に発信中!
――お互いのボディーについてはどうでしょう?
まりん 私は胸もお尻もイケてますよ(笑)。
――まりんさんはGカップで、お尻もバンと張って立派。白衣の中で持て余していたんじゃないですか?
まりん え~、まぁ、確かに少しはモテたかな。でも、患者さんは患者さんとして割り切っていましたから。
――おっぱいが大きくなったのはいつ頃?
まりん 高校生の時に一気に8キロくらい太ったら、お肉がおっぱいに集まってきたんです。お尻にも自信があるんですけど、それはお店に入ってからパーソナルジムに通って鍛えたから。お客さんにもホメてもらえるので、とても嬉しいです。
――みなさんはSNSの投稿や営業終了後の動画配信などで積極的に発信もしていますが、どんな投稿をするとバズりますか?
さら やっぱりセクシーな写真とかですね。最近、ツイッターでプチバズりしたのは、私と顔がほぼ同じ新人の子(ゆうな)がいるんですけど、その子が手ブラヌードみたいなのを個人的に撮ってインスタに載せたんです。それで私が「私のヌード写真を勝手に載せないでください」とツイートしたらバズりました。
――先を越されたな、と?
さら そうなんですよ! 私だって手ブラならやってもいいと思っていたので、ちょっと悔しかったです。
――バーレスク東京にハマると大変、でもハマってみたいかも(笑)。
バーレスク東京=東京都港区六本木3-8-15 日拓ビルB2F 公式HPはhttp://burlesque-tokyo.com/
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