コロナ禍によって売り上げが激減し、経営状態をひっ迫させる中、老舗の芸能プロダクション『アミューズ』にとって〝希望の女神〟とその将来を嘱望されているのが、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』でヒロインを務める清原果耶。デビューから、わずか半年足らずで朝ドラ『あさが来た』にレギュラー出演。さらに2019年の朝ドラ『なつぞら』にも出演し、今回の『おかえりモネ』でヒロインの座を射止めた女優界のエリートだ。
「10代の若さで三度もNHKの看板である朝ドラに出演したんです。事務所の営業力が影響していることは間違いないが、そもそも演技力が認められないと三度も出演できない。清原は本物という証し」(事情通)
将来、女優界を背負って立つと言われる清原は、CM界からも高い評価が寄せられている。
「次期女王の呼び声があちこちから聞こえてきます。実際に三井不動産やセブン&アイ・ホールディングス、イオングループなど、ナショナルクライアントのCMを独占している。今後、もっと本数が増えると思います」(広告代理店幹部)
深刻なコロナ禍の経済的損失
それにしても、サザンオールスターズや福山雅治、星野源、吉高由里子など、数多くの人気タレントを抱える最大手プロダクションがなぜ、清原の売れっ子ぶりに一喜一憂するのか? その理由は実に深刻だった。
「コロナ禍による経済的損失が原因で、今年度3月期第2四半期決算は営業利益が前年同期比35.1%減の26億6700万円。最終利益も47.9%減になってしまったんです。そもそも東京・渋谷にあった本社を山梨県に移籍するのも、年間300億円と言われる事務所費を圧縮するためです」(経済紙デスク)
アミューズを巡っては、不幸な出来事が重なったことも影響しているという。
「昨年7月に人気俳優の三浦春馬さんが30歳の若さで自ら命を絶ってしまった。そして今年3月には俳優の佐藤健と神木隆之介が相次いで独立。さらに、ドル箱と言われるサザンや福山らがコンサートを開催できない」(芸能プロ関係者)
事務所経営が緊急事態。
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