お笑い芸人『麒麟』川島明をMCに起用し、視聴率1%台と爆死しているTBS系朝の情報番組『ラヴィット!』。TBS関係者も動揺を隠せない。
「低視聴率にあえいだ立川志らくの『グッとラック!』最終回の2.8%より悪い、初回2.7%でした。本来なら、1回目の視聴率は〝ご祝儀〟がつくものなのですが…」
川島の表情も日を追うごとに悲壮感が増している。
「8日のオンエアでは、オープニングで川島が、同日が娘の入園式だと明かし、楽しそうに準備をする娘を見て、『番組を休みたい。幼稚園に行きたいと思った』と語ったんです。もちろん、お笑い芸人の真骨頂である〝つかみのネタ〟として笑い飛ばしていましたが、局内では『あれが川島の本音だろう』と囁かれました」(同・関係者)
同番組は「日本でいちばん明るい朝番組」をコンセプトに、これまでのワイドショー路線をやめ、暮らしに役立つ情報番組としてスタートした。
「最後のニュース以外、天気も入れない徹底ぶりです。川島以外にもお笑い芸人をズラリと並べ、ナレーションに『ドラえもん』の声優・水田わさびを起用するなど、キャスティングには力を入れているのが分かりますが、内容がコンビニのスイーツランキングやスーパーのお買い得品のレベルですからね。他局のワイドショーに太刀打ちできるわけがありませんよ」(同)
コロナ禍に厚労大臣の娘も「宝の持ち腐れ」
キャスティングといえば、同局の田村真子アナウンサーも「もったいない」と評されている。
「新型コロナの再拡大で、まん延防止等重点措置、いわゆる〝まん防〟が各地で検討されている中、田村アナなら父親である田村憲久厚労相を出演させ、どこよりも詳しく報じることができるはず。コロナも生活に欠かせない情報ですから、『ラヴィット!』で扱ってもよさそうなものですが…」(他局の関係者)
この関係者は、民放各社の朝の情報番組のリニューアルについて、フジテレビ系の『めざまし8』も失敗と断じた上で、こんな仰天プランを口にする。
「谷原章介さんと川島さんをトレードすれば、どちらも大成功したはずです。ニュースを扱わず、主婦しかターゲットにしていない『ラヴィット!』には、甘いマスクと語り口の谷原さんを。ドロドロの芸能スキャンダルも扱う『めざまし』に川島さんを起用すれば、鋭いツッコミとお笑い芸人ならではの視点が生かされ、松本人志の 『ワイドナショー』(フジテレビ系)のようにネットでもバズる番組にできたのに」
現状、どちらも「リニューアル失敗」が大きなネットニュースになっているのは皮肉な話だ。
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