今年3月13日、鳥取県中部に位置する東伯郡湯梨浜町の小学校の教室で、女子児童たちが着替えていたところ、奇妙なものが見つかった。
「女子児童の1人が教室の後ろの壁際の棚に、無造作に置かれたボールペンを見つけました。『何でこんなところにボールペンがあるのだろう?』と思い、手に取ってよく見てみたら、カメラのレンズがついていた。驚いた児童は、すぐに教師に届け出ました」(捜査関係者)
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学校の調査で、小型カメラの所有を認めたのは「児童支援員」としてこの学校に勤務していた山崎哲平容疑者(40)だった。
通報を受けた倉吉署が、押収した小型カメラや同容疑者のスマホを解析したところ、複数の少女の着替え動画が保存されていたため、児童ポルノ禁止法違反などの疑いで逮捕した。
「盗撮したことは間違いないが…」
調べに対し、山崎容疑者は「盗撮したことは間違いないが、性的な部位を盗撮したとは断言できない」と一部容疑を否認しているが、3人の少女を盗撮した疑いが持たれているという。
山崎容疑者は、2019年4月から逮捕されるまでの5年間、支援員として児童の生活や学習などをサポートする仕事に就いていた。
その傍ら、女子たちが更衣室として利用していた空き教室に侵入。ボールペン型カメラを設置し、盗撮していたのである。
「5年前、児童支援員の募集に応募してきて採用しました。山崎容疑者は1年ごとの契約で、カメラ発覚後の3月末で契約が切れたため、更新していません。だが、もしも女子児童がボールペン型小型カメラに気付かなければ、そのまま契約が延長され、さらに多くの被害者が出続けた可能性も高いのです」(教育委員会関係者)
塾の講師に続き、学校の児童支援員にまで盗撮魔が採用されているとあっては、保護者たちは子供たちを安心して預ける先がなくなってしまう。
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