クラシック1冠目の皐月賞。今年は例年以上に混戦模様なだけに、予想も難解です。
昨年は京成杯から3連勝のソールオリエンスが無敗の皐月賞馬となりましたが、京成杯覇者が皐月賞を制すのは同馬が初めて。過去を振り返ると、皐月賞との関連性は薄いレースとなっています。
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一方、関連性が高いのが共同通信杯。昨年2着馬タスティエーラは共同通信杯4着→弥生賞1着からのローテ。22年皐月賞馬のジオグリフ(共同通信杯2着)や21年覇者のエフフォーリア(同1着)も共同通信杯を通過点にして最初の1冠を掴んでいます。
皐月賞の〝推し馬〟は、今年の共同通信杯を制したジャスティンミラノです。
前走は、前半1000メートルが62秒7のスローペース。2番手で運び、直線は早めの抜け出し。最後は流す余裕もありながら、上がり3ハロン32秒6の抜群の瞬発力を見せていました。3連勝で朝日杯FSを制したジャンタルマンタルに1馬身半差をつける完勝。皐月賞の主役に躍り出るには、十分のインパクトを残しました。
ダービーまで主役を張り続けてほしい好素材
デビュー2戦と経験は浅いですが、レースセンスの高さにはキラリと光るものがあります。
前走後に戸崎騎手が「乗りやすくて、強い勝ち方だったと思います。キャリアが浅い中で重賞を勝ったように先々が楽しみです」と声を弾ませた素質馬。皐月賞、そして、ダービーまで主役を張り続けてほしい好素材です。
1週前追い切りは、栗東Cウッドで3頭併せ。ジュンヴァンケット、ダンテスヴューをそれぞれ3馬身半、4馬身半追走して、最先着。3頭とも一杯に追われる形でしたが、オープン馬に5馬身半先着するとは、さすがは素質馬ですね。
1週前追い切りでも抜群の動きを見せてくれました。
今年はこの馬が無傷の3連勝で皐月賞馬へ。連勝中の勢いそのままにクラシック1冠目を手にしてほしいです。
馬連はエコロヴァルツ、コスモキュランダ、ジャンタルマンタル、ビザンチンドリーム、ミスタージーティー、メイショウタバル、レガレイラへ。(注:1週前時点での予想です)
三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。
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