現在放送中の吉高由里子主演の大河ドラマ『光る君へ』(NHK)が、好調なのか不調なのか、人によって評価が割れているようだ。
主人公は、平安時代に千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性・紫式部(吉高)。藤原道長(柄本佑)への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでいく。
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世帯平均視聴率は、初回12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)で、大河ドラマ史上最低の出だしとなった。しかし、その後はそこまで数字を落とすことなく、最新の第13話まで二桁を維持。13話も10.9%であった。
「昨年の『どうする家康』は初回15.4%からスタートしましたが、10話以降は、ほとんど10~11%台で推移。初回から5ポイントも落としていたので、『光る君へ』はかなり数字をキープしていると言えます。この離脱率の少なさを見て、成功と評する声もあがっているのです」(ドラマライターA)
しかし、これは大河ドラマの数字のからくりだとも…。
視聴者の意見も真っ二つ「平均1桁だと予想」「革命的な大河ドラマ」
「大河ドラマは『いだてん』を除いて、どんなに評判が落ちても、最終的には10~11%台で視聴率の下がり幅がストップします。つまり、固定ファンのおかげで、内容がどんなに酷くても、10~11%の視聴率を約束されている。そう考えると、『光る君へ』は最低基準の数字を初回からずっとウロウロしているだけ。決して評判が良いから、離脱率が少ないとは言えないのです」(ドラマライターB)
4月に入って新生活が始まり、今後はゴールデンウイーク、さらにオリンピックシーズンも訪れる。
視聴率が下がる可能性は十分だが、ソーシャルメディアには《年間平均1桁だと予想》《夏枯れでどれだけ落ちるのかが一桁常連になるかの瀬戸際》《やはり革命的な大河ドラマ。これで視聴率が良いわけがない》《何十年振りに大河を欠かさず観てる。視聴率って誰のためのもんなんや?》といった様々な声があがっている。
「『光る君へ』のように恋愛パートが中心の大河ドラマは珍しいため、固定ファンが離れても、新規の女性ファンを獲得できそうです」(前出・ドラマライターA)
ちょうど1クールが終わったところだが、これからの展開にも注目だ。
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