今週は『桜花賞』を取り上げます。
《馬場傾向》
A→Bコース替わりで傷んだ馬場の内側がカバーされ、高速化する傾向。ただし、昨年の桜花賞当日は稍重からスタートしたように、時期的に雨の影響を受けることが多い。パンパンな良馬場で行われることは稀だが、そのような場合に内が断然有利になる場合もある。
【関連】JRA重賞『大阪杯』(GⅠ)美人競馬研究家・山崎エリカの「負けない馬券」 ほか
《ペース傾向》
過去10年で、かなりのハイペース、かなりのスローペースが各2回。ややハイペース、ややスローペースも各1回。両極端のペースになりやすいのが桜花賞の特徴だったが、良馬場で行われた過去3年は平均ペースで決着している。
《脚質傾向》
過去10年で逃げ馬が1勝3着1回に対して、追込馬が5勝2着2回。かつては4角からの下り坂で勢いに乗せて上がってこられる追込が有利だったが、近年は先行馬でも残れている。
前走がとても強い内容のチェルヴィニア
★チェルヴィニア
ボンドガールが勝利した新馬戦で逃げて2着と善戦。その次走の未勝利戦では2番手追走で6馬身差の圧勝。ここでは後にアスコリピチェーノが優勝した新潟2歳Sと同等の指数を記録している。さらに前走ではアルテミスSを優勝。ここでは出遅れたが、押して中団馬群の中目まで挽回し、そこからさらに好位まで押し上げ、4角では2列目。直線ではじわじわ伸びて2番手まで上がると、ラスト1Fで突き抜けて1馬身4分の3差で完勝した。アルテミスSもとても強い内容で、チューリップ賞の勝ち馬と同等の指数を記録しており、ここでは能力上位。
★キャットファイト
昨年9月のアスター賞を5馬身差で圧勝。同レースではまずまずのスタートからすっと最内に入れて3番手を追走。3~4角の中間地点で2列目まで上がり、直線序盤で逃げ馬の外に誘導されると、ラスト1Fで先頭。そこから突き抜けての完勝だった。その後調子を崩したが、前走のアネモネSでは1番枠から積極的に先行していく形で勝利と、再度の上昇気配をみせた。本馬はエンジンが掛かってからが強いタイプで、理想は中距離だが、阪神JF時のように中団まで位置を下げることなく、先行して持久力を活かす形ならマイルの大一番でも通用するはず。
山崎エリカ
新潟県出身。類いまれな勝負強さで「負けない女」の異名をとる女性競馬研究家。独自に開発した「PP指数」を基にした予想をnetkeiba.comの『ウマい馬券』で掲載。おもな著書に『全106コース対応 山崎エリカの逃げ馬必勝ナビゲーション』(ガイドワークス)。公式X(旧ツイッター)=@_yamazaki_erika.
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