〝王者の帰還〟が、これほどまで歓迎されないものになるとは――。
3月25日、強制性交疑惑にまつわる裁判で活動休止を発表した『ダウンタウン』松本人志が、久しぶりにコメントを発表した。
松本は代理人弁護士を通じ、《人を笑わせることを志してきましたたくさんの人が自分の事で笑えなくなり、何ひとつ罪の無い後輩達が巻き込まれ、自分の主張はかき消され、受け入れられない不条理にただただ困惑し、悔しく悲しいです。世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです》と発表し、同じ文章を自身のXにも掲載した。
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活動休止以来、実に76日ぶりとなる投稿に、インプレッションはなんと1億を超える大反響を巻き起こした。
だが、久しぶりの更新は、同時に失望も集めることとなる。松本はポストに合わせてフォローの整理を行い、指原莉乃のフォローを外したとソーシャルメディアで騒がれている。
「指原といえば騒動にあたり、『ワイドナショー』(フジテレビ系)で『〝8年前のこと〟っていうニュアンスも、私はすごく良くない風に感じますね』『被害者とされる方に常に寄り添ってもらえるような雰囲気になったらいいのになって思います』など、被害者目線に立ったコメントを展開。今田耕司ら出演者が松本を擁護する中、批判的なニュアンスだったので、フォロー外しは意趣返しではないかと指摘されています。しかし、松本が指原のフォローを外したのは1年以上前と言われており、騒動は関係ないという見方も多い」(芸能ライター)
松本がどのような意向で指原のフォローを外したのか不明だが、新たにフォローした著名人もいる。
「正義ぶったクズ達のリンチ」後輩のラップソングをリポスト
松本が新たにフォローしたのは、一貫して松本を擁護し、スクープ元の週刊文春を批判してきた成人向け映像監督の村西とおる。
さらに、松本のパーティーに参加した当事者として、記事内の矛盾を証言し、《私はいつでも力になります》などとXにポストした成人向けコンテンツ女優・霜月るななどが含まれている。
「2人はいずれも松本の味方をしてきた立場。今回のフォロー整理は、『自分の敵・味方をはっきり区別した』とも言えます」(同・ライター)
こうした意向は、続く行動からもにじみ出ている。
松本はこの翌日にもXを更新し、吉本興業の後輩『とろサーモン』久保田かずのぶがYouTubeに投稿した動画をリポストした。
動画は久保田が吉本のピン芸人・中山功太とラップソングを歌う内容なのだが、「正義ぶったクズ達のリンチ」「人は叩きゃ埃出る」「真実を書き上げろ」など、ネットや週刊誌を批判するような歌詞がズラリと並んでいる。
さらに、2人の会話で構成された動画の前半部分では、「長いことやってるやんニュース」「法廷で色々あるんでそっちでやったらいい」「小沢さん」「たむけんさん」など、松本騒動に対する世間の反応へ直接的な苦言が呈された。
フォロー整理・動画リポストのいずれにしても、松本が文春や自らを批判する言説に対し、憤りを感じていることが見て取れるだろう。しかし、こうしたやり方には、大きな賛否を招いている。
ネット上には、《小物ムーブ過ぎる》《私たちも一日も早く松ちゃんがみたいよ~》《イエスマン集める裸の王様》《今まで松ちゃんがどれだけの人を笑わせ救い、勇気を与えてきたか。みんな全力で応援してるよ》《言いたい事あるなら記者会見やればよかったのに》《「お笑いがしたい」というこの言葉は重いぞ》《「お笑いがしたい」ならば劇場でもYouTubeでも路上でも好きにしたらいい》といった反応が広がっている。
28日には東京地裁で第1回口頭弁論が開かれたが、松本は出廷しなかった。今後、いよいよ舞台は法廷へと移ることになる。
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