フジテレビの日曜朝を彩ってきた『ワイドナショー』が、今やお荷物番組として不良債権になりつつあるという。
『ワイドナショー』は2013年から放送がスタートし、2014年4月から放送枠を日曜午前に変更。時事ネタを扱う番組にも関わらず、収録放送というハンデはあったものの、松本人志がコメンテーターを務めることで人気を博した。
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しかし松本が2023年3月に番組を卒業すると人気は激減。今田耕司、田村淳が代わりに出演しているものの、パワーダウン感は否めない。
「『FRIDAYデジタル』の報道によると、4月から制作費削減のため、レギュラー出演している芸能記者を首切りするようです。しかし、彼らのギャラなど、芸能人に比べたらわずか。焼け石に水です。本来は番組を打ち切りにしたいところが、裁判中の松本の顔を立てるため、以前出演していた番組を残そうとしているようですね。早い話が忖度です」(芸能記者)
赤字覚悟でテレビ番組を作るフジテレビは立派だが、忖度はこれだけではない。
『ぽかぽか』『なりゆき街道旅』はナベプロ枠?
「お昼の帯番組『ぽかぽか』もまた、芸能事務所との癒着している忖度番組です。ナベプロとフジは蜜月関係で、ナベプロ現会長は、創業者の渡辺晋氏・渡辺美佐氏夫妻の長女・渡辺ミキ氏で、夫は元フジテレビプロデューサーで現ワタナベエンターテインメント会長の吉田正樹氏。これを理由に、『ぽかぽか』はナベプロ所属の『ハライチ』がMCに就任したのです」(同・記者)
しかし視聴率は、前番組の『ポップUP!』並みの低空飛行。『ポップUP!』がわずか8カ月で打ち切りになったのに、『ぽかぽか』に一向に打ち切りの話が出ない。
「打ち切りにならないのは、ナベプロの顔を立てるためだと言われています。また、日曜お昼の帯番組『なりゆき街道旅』も、ハライチ澤部佑がMCを卒業し、昨年から『ハナコ』がMCに就任しましたが、これもナベプロからナベプロへのバトンリレー。『なりゆき街道旅』もハナコがMCになってから人気がガタ落ちしたのに、打ち切ることはできず、不良債権となりました」(同)
〝お得意さん〟の顔を立てるのは大切なことだが、それによって会社が大変になってしまえば本末転倒だろう。
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