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「不倫が増えるだけ」岡山県の少子化対策“同窓会補助金”に疑問の声

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(画像)milatas/Shutterstock

岡山県が「少子化対策」として、学校の同窓会に県が補助金を出す方針を固めた。

ネット上では賛否が渦巻き「不倫が増えるだけ」との意見もあるが…。

「少子化対策に関してできることは何でもやる。社会として子供を増やすというときに、同窓会はすごくいいと思うのです」

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2月15日の記者会見で伊原木隆太知事(57)はそう語ったが、県が発表した政策は中学や高校の同窓会開催費の一部を補助する市町村に、県が補助金を提供する仕組み。

実は岡山には、すでに同窓会に補助金を出す自治体が存在しているという。

「例えば勝央町では参加者の年齢を40歳までと定め、1人につき2000円、合計額で上限5万円の補助を行っています。また、2019年に特殊出生率が全国トップクラスの2.95に上昇し、『奇跡のまち』と呼ばれた奈義町でも出席者1人につき1000円、合計額上限3万円の補助金を出しています」(県政記者)

つまり、岡山県はこれら市町村の動きに相乗りする形で、補助金政策に乗りだそうとしているのである。

「コンパにも補助金を出して」

「政府の少子化対策は児童手当や育児休業給付金の拡充など〝子育て支援〟に軸足が置かれていて、〝独身者への支援〟が手薄。そこに目を付けた伊原木知事が、少子化の一因である晩婚化や未婚化解消へ出会いの場を増やすため、同窓会に目を付け、これを活性化させるために宣伝を行ったのです」(同・記者)

こうした動きにネット上では「斬新なアイデア」「素晴らしい」と好意的な意見がある一方、「不倫が増えそう」「コンパにも補助金を出さなきゃね」「発想がヤバい」などの批判的な書き込みも。

「ちなみに、伊原木知事は東大工学部を卒業後、スタンフォード大の大学院で経営学を学んだ優秀さに加え、岡山市の百貨店『天満屋』創業家の出。同百貨店の社長を14年務めた後に知事に就任しただけに、その商才やアイデアも注目されているのです」(同・記者)

桃太郎のような元気な子どもが増えるか。

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