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日本テレビの看板ドラマ枠が消滅 フジテレビに完全敗北 『セクシー田中さん』騒動も原因?

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日本テレビ (C)週刊実話Web

日本テレビが、水曜22時のドラマ枠を廃止すると発表した。長年、日テレの看板ドラマ枠として君臨してきたが、フジテレビに敗北を喫したことで、撤退を余儀なくされたという。

日テレは1991年から水曜ドラマを放送し続けていたため、この改編は33年ぶりのこと。これまでに『ごくせん』『14才の母』『ハケンの品格』『家政婦のミタ』『Woman』『花咲舞が黙ってない』『家売るオンナ』『東京タラレバ娘』『過保護のカホコ』などのヒット作を量産してきたが、近年は目に見えて低迷していた。


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「大きな理由の一つは、フジテレビが2022年4月に水曜22時にドラマ枠を開設したこと。視聴者の取り合いとなったのが、とにかく痛かった。ただ、フジがこの枠にドラマ枠を開設したのは初めてでなく、これまでに1991年10月~1992年9月、1998年4月~1999年9月、2013年4月~2016年3月と何度も開設。その都度、日テレが勝利してフジを追いやっていたのですが、今回、ついに負けたというわけです」(芸能ライター)

厳しい状況が続いていた日テレの水10時

2022年~に関しても、当初は日テレがフジを圧倒していたが、2023年あたりから、フジ『わたしのお嫁くん』が、日テレ『それってパクリじゃないですか?』に勝利。さらに、フジ『ばらかもん』が日テレ『こっち向いてよ向井くん』と互角だった。

今クールは、世帯平均視聴率では日テレ『となりのナースエイド』が圧勝しているが、TVerやSNSの面ではフジ『婚活1000本ノック』が圧勝と、日テレは厳しい戦いが続いていた。

「日テレはこの数年、フジの勢いに押されて心が折れたのか、水曜ドラマに力を注がなくなっていました。今までは、綾瀬はるか、吉高由里子、篠原涼子といった人気女優を主演に起用していたものの、今では川栄李奈、小池栄子、門脇麦、芳根京子など、1、2ランク落ちる女優ばかりでした」(同・ライター)

なぜ、日テレドラマはここまで落ちぶれてしまったのだろうか。

「『セクシー田中さん』騒動からもわかりますが、ここ最近の日テレドラマは根本的にレベルが低い。ドラマファンの間では前々から、TBSとフジは見るが、日テレは見ないという風潮がありました」(同)

一つのドラマ枠を廃止した分、他のドラマ枠に注力して、クオリティーが上がってくれることを願うばかりだ。

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