今週から舞台は中山へ移ります。
1週目の重賞は中山記念。開幕週ということもあり、過去10年を振り返ると、逃げ・先行馬が9勝。一方、中団・後方からレースを進めた馬の中で勝利したのは、1頭のみという結果に。先行馬優勢の傾向にあるレースですが…。
【関連】JRA重賞『フェブラリーステークス』(GⅠ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」 ほか
今回の〝推し馬〟は、ソールオリエンスにしたいと思います。
競馬を予想する際の要素は、血統、展開…などいろいろとありますが、そのうち最も重要視しているのが〝能力〟です。
今年は、かなりの好メンバー。そんな中でも、上位のポテンシャルを持っているのがソールオリエンスだと思います。
昨年は皐月賞を勝利しダービー2着、菊花賞3着。有馬記念(8着)こそ期待されたほどの走りはできませんでしたが、世代屈指の力は示してきました。
今回は田辺騎手との新コンビですが、実は、もともと田辺騎手でデビューする予定だったんです(当該週に腰痛のため騎乗を取りやめ)。
今回やっとレースで手綱を取ることになりました。
鞍上の辛口コメントは期待の大きさの裏返し
1週前追い切りは、田辺騎手を背に美浦ウッドで併せ馬。僚馬を追走し、馬なりで楽々と先着していました(5ハロン65秒7-11秒5)。
記者席からも〝お~っ〟と歓声が上がるほど軽快な動き。これには、いつも辛口な田辺騎手もご満悦か? と思いきや…。
「新馬戦の前に追い切りに乗ったときは雑な走りだったけど、年を重ねて乗りやすくなっていました。でも、追い切りは動く馬ですからね。感覚的にはもう少し余力がほしかったかな。開幕週の中山千八もどうかな」。
ただ、注文がついたのは期待の高さゆえ。「ポテンシャルが高いのは分かっているから距離とか馬場とか関係なく走ってほしいね」と最後は前向きな言葉で締めくくっていました。
展開的には厳しいかもしれませんが、さらなる大舞台を目指すためにも、まずはここで好勝負を!
馬連はラーグルフ、エルトンバローズ、イルーシヴパンサー、レッドモンレーヴ、ソーヴァリアント、ヒシイグアス、ジオグリフ、エエヤンへ。(注:1週前時点での予想です)
三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。
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