2月18日に東京競馬場で行われるJRAのGⅠ『第41回フェブラリーS』の最終登録が発表され、地方競馬から昨年のNARグランプリ4歳以上最優秀牡馬&年度代表馬イグナイター(兵庫)、同3歳最優秀牡馬を受賞した3冠馬ミックファイア(大井)、同4歳以上最優秀牝馬を獲得したスピーディキック(浦和)の3頭のエントリーが明らかになった。
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JRAデビューの過去を持つイグナイターは、新馬勝ちした思い出の東京1600メートルコースへ、GⅠ凱旋出走。もし勝てば、父エスポワールシチーとの親子制覇となる。
ミックファイアは、前走の東京大賞典では入れ替えたばかりの大井の砂が合わず8着に敗れたが、初のJRA挑戦で可能性は未知数。東京の軽い砂ならチャンスはあるはずで、前走の成績で人気を落とすようなら狙い目か。
また、昨年末の東京シンデレラマイル2連覇で勢いに乗るスピーディキックは、昨年に続いてのフェブラリーS参戦。昨年は優勝馬レモンポップから1秒差の6着だったが、こちらは進路の不利があっての結果で、着順以上の評価はできる。
藤原智行調教師、ジョッキーの御神本訓史は廃止された益田競馬場の出身。かつて同競馬場にいた厩務員と若手騎手が、時を超えて調教師と南関東のトップジョッキーとして巡り合い、さらに担当の末田厩務員も益田競馬出身という、「チーム益田」で臨む。
3頭それぞれにドラマのあるGⅠ。地方競馬ファンならば、なおさら今年のフェブラリーSからは目が離せない。(出走予定馬は2月9日現在)
ユングフラウ賞は“早熟の乙女”が狙い目!
さて、地方競馬で今回注目したいレースは、21日に浦和競馬場で行われる「乙女」の戦い、『第16回ユングフラウ賞』(SⅡ)だ。
3歳牝馬の1冠目である桜花賞を目指す牝馬たちの戦いであり、優勝馬には桜花賞を制したモダンウーマンをはじめ5連勝で東京ダービーを制したクラーベセクレタ、ノットオーソリティ、アスカリーブルなど名牝の名が並ぶ。
勝ち馬の傾向を見ると、2歳時のローレル賞や東京2歳優駿牝馬で順当に勝ち上がってきた馬の活躍が目立ち、早熟の乙女が狙い目となる。
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