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JRA重賞『フェブラリーステークス』(GⅠ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ(C)週刊実話Web

昨年はレモンポップが制したフェブラリーS。距離への不安がささやかれていましたが、終わってみれば完勝で、その後の飛躍は皆さんご存知かと思います。

昨年覇者も今年はサウジ遠征へ。ウシュバテソーロなど主役級が海外へ向かったことで、例年以上に混戦模様となりました。

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そんな中で、虎視眈々と勝機を狙うのが地方馬の3頭です。JBCスプリントを制したイグナイター、昨年6着のスピーディキック、無敗のまま南関東3歳3冠を達成したミックファイア。地方の雄たちが第2のメイセイオペラを目指して乗り込んできました。

JRA勢と地方で名を上げてきた馬たちのガチンコ対決に、今から胸が高鳴ります。

中でもイグナイターは、JBCスプリントの勝ちっぷりがよく本命候補の一頭。直前までしっかりと悩みたいと思いますが…現状の推し馬はウィルソンテソーロ。地方交流重賞を3連勝したのち、初のGⅠ挑戦となったJBCクラシックは5着に敗戦。一線級と初めて戦い、壁にはね返される結果となりましたが、これが奮起の材料に。横田助手は「それまで馬が調子をこいている感じだったんですが、JBCクラシックの後はしょんぼりしていましたね」と振り返ります。

レースぶりに自在性が出てきた点も強調材料

敗戦をしっかりと活かせるのが、この馬のすごいところ。その後はチャンピオンズC、東京大賞典と続けて2着に善戦しているように、充実ぶりをうかがわせています。

それも差し脚を伸ばして2着に入った2走前とは打って変わり、前走は逃げの一手。最後はウシュバテソーロに半馬身かわされましたが、見せ場は十分でした。

レースぶりに自在性が出てきた点も強調材料。初めての東京マイルもこなせるはず。小手川厩舎にとっても初のGⅠ制覇が懸かる一戦。厩舎と縁のある原優介騎手とのコンビで見たかった…というのが本音ですが、ここも好勝負に期待です。

馬連はガイアフォース、キングズソード、シャマル、タガノビューティー、ドゥラエレーデ、ミックファイア、レッドルゼルへ。(注:1週前時点での予想です)

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

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