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JRA重賞『京都記念』(GⅡ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ(C)週刊実話Web

その年に生まれた人を総称し、〝○○世代〟と表すことがあります。よく聞くところで言うと、松坂世代、大谷世代などでしょうか。

競馬でも人間同様に世代で総称されることが多々あります。特に強かったのは、やっぱり現5歳世代の牡馬でしょう。

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イクイノックスを筆頭にドウデュース、アスクビクターモアなど、スターホースが複数いて、クラシックの3冠は毎度ハイレベル。その華々しさは際立っていましたし、美浦トレセンでも「この世代のあの馬が勝ったから、うちも頑張らないと」と、ある種の仲間意識を持った発言をしている関係者がいたのも印象的でした。

予想する上でもポイントとなる〝世代の強さ〟。昨年の有馬記念では、3世代のダービー馬対決も話題に。勝ったのは22年のダービー馬ドウデュースで、〝やっぱり強い〟と再認識させられました。

かといって、世代ですべてが決まるわけではありませんが、今週の京都記念もその黄金世代からプラダリアを〝推し馬〟に挙げたいと思います。

前走の有馬記念(14着)は案外な結果になりましたが、やや仕上げすぎた感も。前走を除けば大きく負けたレースはほとんどありません。強い世代のダービー5着馬なら、十分に巻き返しは可能です。

東京の長い直線で自慢の末脚を炸裂!

京都で勝っているのも推しポイント。2走前の京都大賞典では、好位から流れに乗り、直線はボッケリーニとの競り合いを制しました。

直線途中、一瞬は脚色が鈍ったもののそこからもうひと踏ん張り。差し返す勝負根性が光りました。

この中間は池添騎手が追い切りに騎乗。2週続けて跨り感触をつかんでいます。1週前追い切りは栗東Cウッドで、強めに追われ、5ハロン70秒3―11秒4。全体時計はさほど出していませんが、しまいは重賞馬らしい反応の良さを見せていました。調教の動きが結果に直結するタイプ。最終結論は最終追いを見てからですが、再度世代の強さを見せてくれるはず!

馬連はベラジオオペラ、ルージュエヴァイユ、マテンロウレオへ。(注:1週前時点での予想です)

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

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