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グラビアアイドル、タレント/辻りりさインタビュー〜セクシーボディーとその中の変態性を写真集に〜

辻りりさ
辻りりさ(C)週刊実話

辻りりさは「令和最強のメリハリボディ」の愛称を持つ。バストとウエストの高低差から、〝砂時計ボディ〟と呼ばれるほどの芸術品だ。昨年末には自身初の写真集を出版したが、「セクシーさよりも変態さが売り」と、妙なアピールをしてみせる。コロナ禍中にグラビアデビューした辻にとって、ようやく本格始動できたうれしさが写真集には詰まっているようだ。そんな彼女の、変態ぶり(?)に迫った!

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――ファースト写真集が好評のようですが、表紙からしてインパクトがありますね。これは手ブラですか?

辻 脱ぎたての水着を持ってトップを隠しているんですけど、手ブラのようにも見えますね。パッと目につく表紙にしたかったので、数ある候補写真の中から私が選ばせていただきました。

――初めてにしては色んなところで攻めてる印象です。コンセプトはあるのでしょうか?

辻 昔から写真を撮るのも見るのも大好きで、クラシックバレエをしてきた関係で身体表現にすごく興味があるんです。指先の角度ひとつで握り方の強さや優しさを表現できたりしますよね。私はグラビアをやっていく上で、イメージDVDよりも写真に拘りたいなと思いました。写真集のお話をいただいたときも「意味分かんなさ」を作り出したいと考えたんです。それがコンセプト。まあ、初めてなので要望がすべて通るとは思っていませんでしたが、ほぼほぼ採用していただけて、驚いているくらいです。

――確かに、ウエディングドレスを着てラーメンを食べてるとか、かなりユニークな写真が多いですね。

辻 写真の中に「矛盾」を生み出したかったんです。撮影は昨年7月に京都、大阪、沖縄で行われたのですが、ウエディングドレス姿で京都の町を走り回り、そのままラーメンを食べましたね。

部屋にはテーブルと椅子、ソファだけ…

――確かに、意味が分からない(笑)。

辻 色んな自分になってみたかったので、大阪のディープなナイトクラブでショーダンサーになったり、雑居ビルではチャイナ姿に、沖縄のビーチやプールで無邪気にはしゃぐ姿もあります。眼鏡をかけてOL風のスーツをビシッと着込んでサウナに入り、徐々に脱いでいって真っ赤な下着姿になる…というのも。セクシーさというよりも、私の中の変態性を見てほしかったんです。

――ということは、私生活でも変態なんですか?

辻 こだわりと好奇心が強いのにストッパーがないものだから、何でも突き詰めてしまうところはあります。そういう意味では変態なのかもしれません。たとえば私の部屋はテーブルと椅子、ソファが一つあるだけで、あとは何にもないんです。ミニマリストを突き詰めた結果そうなったのですが、ある取材で自宅にスタッフの方が来られたときには、軽く引いてました。

――写真集を見たファンの反応はどうでした?

辻 お渡しイベントがあったときに、「いつもと違うりりささんを見られて楽しめました」とか、「芸術性を感じられて大切にしたい作品になりました」など、うれしい感想が多かったです。女子高生が買ってくれたのをSNSで知ったときは感動しました。

――フォロワーも順調に増えているようですね。

辻 ありがたいことに、たくさんのコメントをいただけてます。ただ、私のファンって、すごく謙虚な方が多くて、私に対して常に敬語なんですよ。

――それはもしかして、辻さんがキリッとした印象だから、M的な人に好かれているとか?

辻 確かにSっぽく見られることはありますね。でも、それだって大歓迎です。色んな人に好かれたいので。

辻りりさ
辻りりさ(C)週刊実話

中学にファンクラブが!?

――令和最強のメリハリボディと呼ばれる理由は、高低差30センチのバストとウエストサイズにあるようですが、そのボディはどうやって作られたんでしょう?

辻 昔はガリガリだったんですよ。5歳から20歳まで、クラシックバレエを続けてきたのですが、そこでも拘りが強すぎてとことん食事制限をしました。高校入学の頃は受験勉強のストレスと重なって33キロくらいまで落ちちゃったんです。これは危険だなと思い、栄養学の勉強にものめり込みました。高校を出たらバレエ団に入ろうと考えていたのに、ケガで挫折。20歳までは練習を続けましたが、止めたとたんに太りだして、G級になりました。ここでボディメイクをしなくちゃと、栄養学と運動でこの体を作ったんです。

――維持する努力も大変そうですね。

辻 好きでやっているので、全然苦じゃないですよ。有酸素運動と筋トレなどで3時間のルーティンを2日に1回しています。

――特に鍛えたいパーツはどこなんですか?

辻 二の腕は細く、腹筋は筋を入れる、お尻は上にあげて足は細く…もう、全部ですね(笑)。理想とする体形は田中みな実さんなので、あの年齢であのボディでいられるように頑張りたいです。

――ずっとストイックな生活をしてきたということは、恋愛とは無縁だったのでしょうか?

辻 そうですね。中学では手をつなぐ程度のお付き合いだし、高校では女子校でバレエに打ち込んでいたので…。ただ、後になって知ったのですが、私が一番モテてていたのは中学校時代だったらしいんですよ。

――そんな、他人事みたいに。

辻 20歳を過ぎて同級生に会ったとき、「そういえばりりさにはファンクラブがあったよね」って。初耳だったので驚きました。実は密かにモテていたらしいんです(笑)。

――ガリガリだったのに?

辻 性格は明るくてリーダー気質みたいなのもあったからでしょうか。応援団とかもガンガンやり、学級委員長もしてましたし。

――バレエのコンクールや舞台があると学校を休んだりしていたでしょうから、そこがミステリアスだったのかも!?

辻 そう思ってもらえていたのならうれしいですね。でもまあ、私の本当のモテ期はきっとこれからだと思うので、男性を惹きつけるボディメイクを頑張りたいです!

◆つじりりさ
1997年11月19日生まれ。千葉県出身。T157、B87・W57・H87センチ。大学卒業後の2020年、グラビアデビュー。写真集『TRIKOT』(KADOKAWA)が発売中。X(旧ツイッター)@t_ririsa

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