俳優の小芝風花主演のドラマ『大奥』(フジテレビ系)の第1話が1月25日に放送され、平均視聴率が6.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)、平均個人視聴率が3.9%だったことが分かった。
同ドラマは、江戸城大奥を舞台に、将軍の愛を得ようともがく女たちの闘いを描く物語。小芝は朝廷と幕府の橋渡しとして、政略結婚を強いられた主人公の五十宮倫子を演じている。
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第1話は、あれよあれよという間にストーリーが展開。女性同士の陰湿ないじめに一部批判の声が上がったものの、終わってみれば6.7%と大健闘。今後の展開次第では、さらに上向くだろう。
近年、フジテレビの〝木10枠〟は惨敗続き。前作の多部未華子主演『いちばんすきな花』は初回5.9%でスタートしたが、結局これが最高視聴率となり、終わってみれば全話平均で5.1%の体たらくだ。
さらに悲惨だったのは、昨年7月期の『この素晴らしき世界』だろう。
当初は主演に鈴木京香が正式発表されていたが、体調不良により降板。代役として若村麻由美に白羽の矢が立ったものの、初回の視聴率は5.4%にとどまり、全話平均で3.9%と大爆死。代役になったことも影響し、話数削減されることになった。
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小芝風花が狙うは朝ドラヒロインの座?
では、『大奥』は最終的にどのくらいの数字をマークできるのだろうか。
2020年以降、木10枠で一番の高視聴率を記録したのは、20年7月期放送の石原さとみ主演『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』の9.6%。次に続くのが、22年10月期の川口春奈主演『silent』の7.6%だ。
「相変わらず医療ドラマは人気になっており別格ですが、小芝が狙うのは同年代の川口主演作でしょう。『silent』の初回は6.4%ですから、最終的に超える可能性はかなり高い。今やオスカープロモーションの看板女優として活躍する小芝ですが、川口を超えることができれば、さらにドラマや映画に引っ張りだこになるでしょう」(芸能ライター)
小芝は現在、BS時代劇『あきない世傳 金と銀』(NHK)で時代劇に初出演し、好評を博している。
ここにきて、本人は連続テレビ小説のヒロインを熱望しているというが、NHKでは低視聴率が続いている大河ドラマへの起用に前向きになっているとか。
ライバルの川口は2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』に、沢口エリカの代役として起用され、一気に人気に火が付いた。
小芝にしてみれば、不人気の大河よりもまだ川口も果たしていない〝朝の顔〟になって、お茶の間のヒロインになりたいところだろう。
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