社会

JR京葉線「通勤快速廃止」に市長も反対!? ユーザーから不満の声止まらず…

(画像)Ned Snowman / Shutterstock.com

昨年末、JR東日本は今年3月のダイヤ改正に伴い、京葉線(東京―蘇我)の日中を除く時間帯ですべての快速電車を取りやめると発表した。つまり朝・夕の通勤・帰宅ラッシュ時の快速電車廃止となるわけで、住民や沿線の自治体首長、利用客などから反対の声が噴出している。


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JR京葉線は葛西臨海公園駅、東京ディズニーリゾートの最寄り駅の舞浜駅、ZOZOマリンスタジアムと幕張メッセの最寄り駅の海浜幕張駅がある人気路線。3月16日のダイヤ改正で快速運転は午前10~午後3時台のみとし、平日の快速運転本数は現行の59本から半分以下の24本に激減する。

JR東日本はダイヤ改正について「混雑の平準化、各駅停車しか止まらない駅の利便性向上、各駅停車の所要時間短縮」と説明しているが、千葉県の熊谷俊人知事は「容認できない」、千葉市の神谷俊一市長も「承服できない」と反対の意向を示している。

これまで千葉市の蘇我駅から東京駅まで快速電車の所要時間は約40分。今回の改正では停車駅が増えることにより、およそ1時間掛かることになる。

遠距離通勤者には死活問題

タワーマンションが林立する海浜幕張地区では「快速が止まる」との理由で、マンションや一戸建てを購入した住民も多い。案の定、ネット上では「快速が止まるとかでマンションや家買っちゃった人たちどうするんだろう」、「資産価値が急落」、「蘇我以遠の京葉線ユーザーの気持ちを考えているのかね」、「遠距離通勤者にとっては悪夢の改悪」、「外房線ユーザーにとっては死活問題」と反発する声で溢れている。

「昨年末には『東京ディズニーランド、東京ディズニーシーや周辺にある主要な施設に殺傷能力の高い高性能な爆弾を複数仕掛けた』という爆弾予告のメールが浦安市役所などに届いた。幸い大事には至りませんでしたが、予告には『これは快速と通勤快速を廃止するJR東日本への報復である』と書かれていた」(全国紙社会部記者)

京葉線ユーザーの編集部・H女史は「もう出社しない」と当たり散らしている。

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