エンタメ

JRA重賞『日経新春杯』(GⅡ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ(C)週刊実話

いよいよ2024年がスタート。寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

昨年末の有馬記念では、引退レースのタイトルホルダーがこの馬らしい逃げでスタンドを沸かせ、ドウデュース×武豊騎手のコンビが復活V。改めて〝競馬っていいな〟と感じさせられると同時に、競馬に携われている喜びをかみしめたところです。24年も競馬の魅力を存分に伝えていきますので、〝推し活競馬〟を今後ともよろしくお願い致します。

【関連】JRA重賞『ホープフルステークス』(GⅠ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」 ほか

さて、今年最初の予想レースは『日経新春杯』。私の推し馬はシンリョクカです。取材をする中で驚いたのは、生後2カ月から〝走るオーラ〟があったということ。牧場での動きなどを見た上でデビュー前から期待が高い馬というのはよく聞くことがありますが、生後2カ月の段階でモノが違うという話は、なかなか聞くことがありません。竹内師は「たたずまいもそうだし、立ち姿も歩きもバランスが良く、力の伝わり方がきれいでした。いい馬という範疇を超えていましたね」と当時の驚きを伝えます。

阪神JFでは、のちの3冠馬に0秒4差!

さらにすごいのは、その印象がトレセンに入厩してからも変わらなかったということ。「走らせても〝やっぱり〟という感じでしたね。ウッドコースでの最初の追い切りで、そのままの姿勢でラスト12.0秒で上がってきたんです。どれだけ良くなるんだろうと思いましたよ」と師は目を細めます。

記憶に新しいのは阪神JF。単勝12番人気の伏兵扱いながら、2着に好走。周囲をアッと言わせる激走を見せました。その後、牝馬3冠を手にするリバティアイランドに0秒4差まで迫ったのですから立派ですよね。その後もクラシック戦線では上位に。

当時は440キロ台となかなか増えなかった馬体重も夏を越して460キロ台へと成長を遂げました。生後2カ月から〝走るオーラ〟を身にまとったシンリョクカ。京都の地で大きく羽ばたいてもらいましょう! 馬連はカレンルシェルブル、サトノグランツ、ハーツイストワール、ヒンドゥタイムズ、ブローザホーンへ。(注:1週前時点での予想です)

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

あわせて読みたい