放送前からNHK上層部が気を揉んでいるのが、2024年にスタートする大河ドラマ『光る君へ』。実際にネットなどの下馬評を分析してみると、『光る君へ』に対する厳しい評価が書き連ねられていた。
一番のネガティブ要素となっているのが、大河ドラマの売りの一つである合戦シーンが登場しないこと。
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「過去に放送された大河で直接的に合戦シーンが描かれていないのは1970年の『樅ノ木は残った』、1985年放送の『春の波涛』、1986年の『いのち』、そして過去視聴率ワースト1を叩き出した2019年放送の『いだてん~東京オリムピック噺~』などです。いずれの作品も視聴率はイマイチだった。やはり、往年の大河ファンは鎧武者姿の合戦シーンを望んでいるんです」(制作関係者)
今回、NHKサイドが合戦シーンのない『光る君へ』を制作する理由は、コストカットが目的だという。
「前枠の『どうする家康』で合戦シーンを激増させたため、予算がなくなってしまったんです。通常、大河ドラマは1話1億~1億2000万円前後で制作します。しかし、『~家康』は1億5000万円弱になってしまった」(同)
しかも、『どうする家康』は歴代平均視聴率ワースト2という不名誉な結果に終わっている。
ワースト視聴率更新の声も…
ちなみに、問題となっている『光る君へ』だが、時代設定は藤原家が摂関家として権力を誇った平安時代。ヒロインは日本の古典文学として世界的にも評価が高い『源氏物語』の作者として知られる紫式部で、その人生を描く。
「主演の吉高由里子(35)は最近、当たったドラマがない。今年3月に放送された『風よ あらしよ』(NHK)、1月放送の連ドラ『星降る夜に』(テレビ朝日系)も視聴率はイマイチ…。元々、ファンが少ない吉高の潜在視聴率は6.5%と、他の人気女優と比較しても低い。しかも、地味な構成にワースト視聴率更新との声が出ているわけです」(芸能プロ関係者)
こうした声を受け、NHKサイドは『源氏物語』で描かれる男女の恋愛シーンを丁寧に、かつ斬新的に演出していくという。
「『光る君へ』の裏テーマは官能とバイオレンス…。大河ドラマ史上、類を見ないエロス路線にチャレンジする。そもそも『源氏物語』は誰もが認める最古の官能小説です。問題は放送時間が20時ということ。イメージや喘ぎ声などを駆使し、放送コードギリギリの演出に挑戦するそうです。吉高も濡れ場を意識しているのか酒断ちをして体を絞っている。どこまで脱いでくれるのか気になります」(制作会社プロデューサー)
『光る君へ』は〝色エロ〟な意味でヤバそうだ。
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