新宿・大久保公園で増加している立ちんぼ問題が世間を賑わせている。その背景には、不景気や物価上昇による〝貧困〟や、ホストなどへ貢ぐ〝推し文化〟が起因しているといえるが、その流れはVTuber業界にも波及。現在は、過激な配信でお金を稼ぐVTuberが人気のようだ。
昨年12月放送の大型音楽特番『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)に宝鐘マリンが出演するなど、VTuberの知名度はグングンと上がっている。
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VTuber事務所といえば『ホロライブ』と『にじさんじ』の2強。ホロライブの運営会社カバーは「2024年3月期第2四半期 決算説明資料」で、所属VTuber1人あたりの年間収益が3億円を超えたと明かしている。
また、にじさんじ運営のANYCOLORも、10月中間決算の営業利益が50%増の64億円で、大幅増益だったと発表した。
「目立つのは企業に所属するVTuberですが、大半を占めているのは個人勢VTuberです。しかし、数の割に個人勢VTuberは苦戦を強いられており、界隈は飽和状態にあるともいえます。実際、ANYCOLORの株価は下がりつつあり、先日は最大で25億円の自社買いを実施すると発表し、VTuberファンがザワつきました」(エンタメライター)
そんな中、増えているのが〝過激VTuber〟だ。
過激VTuberが増えるワケとは?
「過激VTuberとは、18歳未満が見られないような配信・動画でお金を稼ぐVTuber。配信や動画ではイラストでなく、顔だけを隠した〝実写〟で登場することもあります。個人勢ではなく、専門の事務所に所属している人が多い。とはいえ、YouTubeで過激な配信はアカウントがBANされてしまうので、Fantia(ファンティア)やCi-en(シエン)など、クリエイター支援サイトへ遷移させて課金させることが目的。クリエイター支援サイトでは、無料で楽しめるプランもありますが、月1000円のプランから月10万円のプランなど、さまざまな料金形態があります」(風俗誌記者)
なぜ過激VTuberが増えているのだろうか。
「VTuberなので顔を晒すことがないため、身バレのリスクが少ない。また、支援サイトから安定した月収が見込める。VTuber界隈はもともとスパチャなどの投げ銭文化が根付いてますから、推しへの課金に抵抗感の無いファンも多い。YouTubeはクリエイター支援サイトへの導入でしかないので、もはや〝Tuber〟とはいえないかもしれないですが、VTuberをひな形として、派生ビジネスが今後も増えていくかもしれません」(同・記者)
需要と供給がある限り、ビジネスは続いていくものだ。
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