監督/シェカール・カプール
出演/リリー・ジェームズ、シャザド・ラティフ、シャバナ・アズミ、エマ・トンプソン、サジャル・アリー
配給/キノフィルムズ
お仕事お疲れ様です!
皆さん、今年もあと少し! 〝来年は…来年は…〟と色々計画してても、12月31日はすぐにやってくる。〝明日〟がもう来年であるのに、うっかりのんびりしてしまったことに自分を責め、仕事始めがあっという間に来てしまう。これ、私の毎年の誤算でもあり、ガッカリすることでもある。
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誤算といえば恋愛にも…。今回の作品は『きっと、それは愛じゃない』。タイトルは女性向けラブコメディってイメージだと思いますが、実はこれ、男性にスポットが当たっています。だから、良い出会いや結婚を求めている方が、このページを開いてくれていることを願っています。また、結婚してウン十年の方にも、あの頃のワクワク感を思い出させてくれる作品です。
映画を見慣れている人なら察しがつくかと思いますので先にお伝えしますが、「男女の友情」「何でも話し合える2人」が、お互い別々のパートナーを見つけて…となれば、どういう展開になるかだいたい分かりますよね? そうなんです! そうなっていきます。でも、展開が分かっていても、そこに行くまでがとっても素敵で、見ているだけでも幸せになります。
その“予感”はだいたい当たってる!?
マッチングアプリで結婚相手を探し出した男性カズは、幼なじみのゾーイと久しぶりに会う。カズはイマドキのオンラインでのお見合いで順調に結婚が決まり、相手とリモートでさまざまなお話をして、両親のオッケーも出て、早くも結婚式の準備。そんなカズの結婚をテーマに、ゾーイはドキュメンタリー映画を撮ろうと決めるんですが、彼女にとって、この結婚はどこかしっくりこない。でも、カズにとっては宗教や習慣の違いが新鮮だったり、交際は順調。そんな2人の気持ちが手に取るほど分かったり、行ってほしいエンディングに向かっていくことで、もう主人公の2人と友達になった気分になります。
結婚相手を見極めることの大切さ。長く結婚しているアナタは「妻はこんなじゃなかった」、そしてこれから結婚しようと思っているアナタは「なにかしっくりきてない」。実はその予感はだいたい当たってます。しっくりこない恋愛は、いらない恋愛。ピッタリとハマるパートナーはきっと見つかります。年齢を重ねたご夫婦も、このフレッシュな気持ちを年末に!
映画のコピーは「『アバウト・タイム』『ブリジット・ジョーンズの日記』の製作陣がすべての悩める現代人に贈る、新たな愛と人生のガイドブックムービー」。うん、その通りだと思います。
LiLiCo
映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS『王様のブランチ』、CX『ノンストップ』などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。
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