旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)のタレントのマネジメントなどを担う新会社『STARTO ENTERTAINMENT』(スタートエンターテイメント、以下スタート社)の最高経営責任者(CEO)に就任した福田淳氏が11日、都内のテレビ各局を回り、就任あいさつや新会社の説明などを行ったことを、一部スポーツ紙が報じた。
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記事によると、最高執行責任者(COO)に就任した井ノ原快彦も同行。午前中からまる1日かけてフジテレビ、テレビ朝日、日本テレビ、TBSなどを訪問し、社長ら幹部と面会。社名決定などを改めて報告しつつ、資料を基に、ガバナンスの体制強化や人権順守についての方針などを説明したという。
スタート社は、旧事務所前社長の藤島ジュリー景子氏ら創業者一族や旧事務所からの支援を受けていないとあって、各局では、資金の窮状を訴えたというから驚きだ。
「福田氏が陣頭指揮を執ることになっただけに、各メディアに平身低頭で味方に付ける戦略を打ち出しているようだ。しかし、旧ジャニーズの所属タレントたちは、どんどん仕事が減っているので、このままではたちまち資金がショートしてしまうのでは」(芸能事務所関係者)
藤島ジュリー景子氏“隠居”はあるのか?
もともと、藤島氏は旧ジャニーズの株を持っており、その株を売却して新会社の立ち上げをバックアップすれば良かったものの、株を手放したという報道はない。
さらに、これまでの所属タレントたちの楽曲の版権、毎年巨額の利益を生み出しているファンクラブの運営権など、藤島氏と話し合って解決しなければならない問題だらけだ。
「巨額の功労金を支払って藤島氏に〝隠居〟してもらうのが最善策だが、そう簡単に納得しないだろう。新会社は所属タレントと従業員を移籍させて通常業務を行える体制を整えつつ、会社の収益となる諸々の権利関係について藤島氏を説得し〝利権争い〟を収束させなければならず、福田氏がやることは山積み。さすがに、途中で投げ出すようなことはないだろうが…」(芸能記者)
藤島氏としては、おじの故ジャニー喜多川氏、母の故メリー喜多川氏が築いた莫大過ぎる〝遺産〟を死守したいはずだ。
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