ロシアのプーチン大統領が、来年3月の大統領選に向けた準備を進めている。出馬すれば当選は確実で、事実上の「終身大統領」となるため、今ではロシア・ウクライナ間で〝暗殺〟を巡る熾烈な攻防戦が繰り広げられているという。
「大統領選では、プーチン氏に批判的な右派のイーゴリ・ギルキン元FSB(連邦保安庁)大佐が立候補の意向を示しているが、7月に拘束され、事実上出馬は困難だ。そのため、プーチン氏が24年の大統領選で通算5期目の当選を果たすのは確実で、改正された憲法により83歳となる36年まで続投するとみられているのです」(国際部記者)
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これが現実化すれば、健康不安は伝えられるものの、プーチン氏はほぼ生きている限り権力を持ち続けることになる。ロシアの侵攻を受けるウクライナは、さらに長い年月戦火にさらされることになりかねないのだ。
「そこでプーチン暗殺計画が進行しているのです。ウクライナの情報機関は、ロシア当局者や協力者を標的にした暗殺を秘密裏に実行してきたが、資金面を含む支援をしてきたのが、CIAだといわれています」(大手紙外信デスク)
ウクライナ当局が関わっていた…!?
昨年8月、ロシアの思想家でプーチン氏の〝思想的な支柱〟といわれたドゥーギン氏の娘が爆殺されたが、実はこの事件は、ウクライナ保安局が実行したものだという。また、今年7月に黒海艦隊の潜水艦元艦長が射殺されたが、同事件もウクライナ当局が引き起こしたものとみられているのだ。
「5月にモスクワ中心部のクレムリン(大統領府)が無人機攻撃されたのは、プーチン氏を標的にしたものだった。今後もウクライナ当局は、あらゆる手段で同氏の命を狙うものとみられているが、これに対しロシア側も防御と報復を繰り広げている。ここにきて、ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長の妻が、重金属で中毒死されかけたとの報道があり、この毒殺未遂事件がロシアの仕業と評判なのです」(同)
当然、ゼレンスキー大統領もロシアの標的となっており、軍同士による戦争と平行して血で血を洗う暗殺合戦が激化しているのだ。
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