元『AKB48』で俳優の前田敦子が、来年1月に放送される俳優・門脇麦主演の連続ドラマ『厨房のありす』(日本テレビ系)に出演することが分かった。
同ドラマは社会的コミュニケーションの困難さや、物事に対して強いこだわりが見られる自閉スペクトラム症を患っている料理人・八重森ありす(門脇麦)と、彼女をとりまく人々との交流を描くヒューマンストーリー。前田はありすの幼なじみで、唯一の友人・三ツ沢和紗を演じる。
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前田といえば、AKBの〝不動のセンター〟というイメージが強いが、2010年にメンバーとして初の大河ドラマ『龍馬伝』に出演したことがきっかけで、数々のドラマや映画に顔を見せるようになった。
今年は、3月期の『ウツボラ』(WOWOWプライム)、4月期の『かしましめし』(テレビ東京系)、『育休刑事』(NHK総合)など5本に出演。また、1月に公開された映画『そして僕は途方に暮れる』『あつい胸さわぎ』、8月公開の『Love Will Tear Us Apart』にも出演するなど、いつの間にか超売れっ子俳優になっている。
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大島優子は天性の演技力が開花したが…
なぜ、前田にはそれほどまでに需要があるのか。
「前田はお世辞にも演技力があるとはいえず、加えて常に震えているような独特の声質もあり、ネット上では『セリフが聞き取りづらい』という声もある。ただ、AKBでセンターをはっただけのことはあり、強気な性格はむしろ俳優向き。以前は上から目線の横柄な態度が現場で大ヒンシュクを買っていましたが、20年に個人事務所を設立し、フリーランスになってからは腰も低くなり、さまざまな方面から声がかかるようになった」(芸能ライター)
たしかに前田が過去に出演したドラマを見ると、知名度の割には主演作が驚くほど少なく、多くは深夜枠に放送されるような小粒な作品が多い。
前田の存在がピタリとハマった作品もあるが、決して華々しい舞台とはいえないだろう。
AKB時代、前田の二番手だった大島優子は、天性の演技力を武器に俳優としても大人気になり、14年公開の映画『紙の月』では、『日本アカデミー賞』の優秀助演女優賞を受賞するほど頭角を現した。
現場でも謙虚な姿勢を忘れず、前田にはAKB時代のように大島を脅かす存在に成長してほしいものだ。
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