小池百合子東京都知事は来夏に任期満了を迎える都知事選に向け、着々と準備を進めているといわれる。ところが、出馬すれば〝3選確実〟と見られていた状況に、逆風が吹き始めた。神宮外苑の再開発に伴う樹木伐採反対運動に加え、かねてから噂のあった学歴詐称問題が再燃し、3選どころか政界引退に追い込まれそうな雲行きなのだ。
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小池都知事は老巧化した神宮球場建て替えという名目の「神宮外苑再開発事業」施行を2月17日に認可している。それに伴い約1000本の樹木の伐採問題が浮上、一部周辺住民らが計画見直しを求め、東京地裁に訴訟を起こした。
「当初から樹木伐採反対の署名運動は大きな渦になる兆しを見せていたんですが、小池都知事は意に介さなかった。ところが、3月に死去した音楽家の坂本龍一氏が死の直前、小池都知事宛てに『100年かけて守り育ててきた樹々を犠牲にすべきではない』という趣旨の手紙を送付。坂本氏の遺志を引き継ぐ形で反対派の運動に弾みがつき、今では作家の村上春樹氏やサザンオールスターズの桑田佳祐氏らも反対の立場を鮮明にしているほど。加えて国連教育科学文化機関ユネスコの諮問機関が計画撤回の警告を都や事業者に出したことで、状況が一変しました」(環境アナリスト)
再燃した学歴詐称疑惑…
こうした動きがあったためか、その後小池都知事は代表事業者の三井不動産や明治神宮に「樹木の保全に関する具体的な見直し案をお示しください」と手のひら返し。小池都知事にすれば三井不動産は東京・築地市場跡地再開発の一大プロジェクトにも関与しているため、多少計画の変更をごり押ししても差し支えないと高をくくっているという。
「築地市場跡地に約9000億円を投じて多目的スタジアム、ホテル、オフィス、高層住宅を建設するのが三井不動産を中心とする企業連合のプランです。特に、三井不動産は多目的スタジアムに読売巨人軍のホームグランドを持ってくることを親会社の読売新聞グループ本社と進めている。だから小池都知事は、三井不動産側が神宮外苑再開発反対派との妥協案をのんでくれると期待しているのです」(政治ジャーナリスト)
神宮外苑の再開発は旗色が悪いが、弱り目に祟り目か、小池都知事には学歴詐称疑惑も再燃し始めている。
「ノンフィクションとしては異例の21万部を突破した石井妙子氏の『女帝 小池百合子』(文藝春秋)が11月8日に文庫となって発売されました。同文庫本では、小池都知事の『カイロ大学卒業』の学歴詐称を証言したカイロ時代の〝同居人〟が実名で登場している。近々、記者会見を予定しているようです」(出版関係者)
女帝は風を見誤った?
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