宝塚歌劇団の宙組に所属する25歳の女性が今年9月に急死した問題を受け、同劇団は今月14日に記者会見を行い、外部弁護士からなる調査チームによる調査報告書も併せて公表した。
発表したのは理事長の交代、公演数などで団員の負担を軽減するといった対応策だったが、女性が家族に対して訴えていた執拗なハラスメントの調査結果については批判が殺到している。
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2021年には上級生からヘアアイロンを額に当てられてやけどを負ったほか、稽古中、「下級生の失敗はすべてあんたのせい」「うそつき野郎」などの暴言があったという。
しかし、調査報告書によると、ヘアアイロンでやけどをした事実は認定したものの、故意に当てたのかどうかは「判断困難」とし、上級生によるパワハラやいじめも否定。木場健之理事長らは「伝統の中で守っていかなければならないものもある」などと曖昧な説明に終始した。
宝塚は“暗部”をオープンにする気ナシ?
「旧ジャニーズ事務所、宝塚という2大勢力の〝暗部〟が明らかになったが、旧ジャニーズの対応に比べると、宝塚はすべてについてオープンにして改善する気はないようだ。まだまだイメージダウンは続きそう」(演劇担当記者)
宝塚で活躍していたOGたちの多くは、芸能界に転身し女優としてステップアップを果たしているが、先ごろ、OGの中でもトップクラスの活躍をしている天海祐希と真矢ミキの関係を『週刊文春』が報じた。
14年に行われた『宝塚歌劇百周年記念式典』、21年に行われた『花組・月組百周年記念公演』に真矢はほかのOGらと同様、双方に出席したが、天海は双方とも欠席。劇団に近い真矢について、天海は周囲に「彼女は嫌いなのよ」と漏らしていたというのだ。
「天海はハラスメントを受けた側、真矢は上手く立ち回った派だったらしく、2人はまさに水と油。しばらく、真矢のように宝塚に近いOGは、テレビ各局や各企業がオファーを敬遠することになるかも。となると、結局、すっかり宝塚のイメージを払拭している天海の〝ひとり勝ち〟になるのでは。天海が握っている〝爆弾〟を、ぜひ炸裂させてほしいもの」(芸能記者)
宝塚の上層部は、天海の暴露に怯えているかもしれない。
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