ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平(29)の去就に注目が集まっている。
11月6日午後5時(日本時間7日午前7時)、メジャーリーグに衝撃が走った。同時刻はクオリファイング・オファー(QO)の提示期限だった。シーズン終了と同時にFA権を取得した選手に対し、所属球団側はMLB全体の年俸ランキング上位125人の平均額(今オフ約30億円)を提示し、一定期間、独占交渉することができるのだ。
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「QOを受け入れて残留する選手もいれば、他球団に行く選手もいます。昨年本塁打王のアーロン・ジャッジ(31)はQOを拒否しましたが、ヤンキースが再提示した条件を受け入れて残留した。受け止め方は選手それぞれ」(米国人ライター)
大谷獲得へ準備万端
ここでいう衝撃とは、ロサンゼルス・ドジャースがバリバリの主軸バッターを〝捨てた〟こと。今季成績は打率2割7分1厘、33本塁打、103打点。通算315発のJ・D・マルティネス(36)にQOを提示しなかったのである。
「マルティネスの年俸は、1000万ドル(約15億円)。来季37歳ですが、衰えはまったく見せていません。彼は主にDHで活躍してきました。つまり、ドジャースは来季のDHに大谷をはめ込むつもりでいるんでしょう」(同)
ドジャースがマルティネスにQO提示しなかったことで、米国中が大谷獲得への本気度を察したわけだ。
「昨年オフ、ドジャースの補強は控え気味だった。その時点で『来オフの大谷争奪戦に備えて資金プールした』との見方が支配的だった。エンゼルスからQOを提示された大谷は、他球団の話も聞いたうえでの判断になるでしょう。ドジャースは2年連続地区優勝、11年連続でポストシーズンマッチに進出している。西海岸・V争い・高額年俸…もうドジャースに決まりかも。さらに、ドジャースはポスティングでメジャーリーグに挑戦するオリックスの山本由伸(25)も同時に獲得する計画がささやかれています」(同)
主砲を捨てるメッセージを発信したのはドジャースだけ。大谷の選択はいかに。
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