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元朝潮・長岡末弘さんの死去…大相撲解説・北の富士も休場続く気になる安否

両国国技館
両国国技館 (C)週刊実話Web 

元大関朝潮で前高砂親方の長岡末弘さんが11月2日、小腸がんのため67歳で死去したが、九州場所(12日初日、福岡国際センター)目前の相撲界には、もう1人、消息が注目されている人物がいる。

それがNHKで25年も解説を務め、大相撲ファンに「あの声を聞かないと場所が始まった気がしない」と言わしめた第52代横綱、北の富士勝昭さん(81)だ。

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「(北の富士さんが解説を)ご都合で休場いたします。事情につきましては、プライバシーに関することなのでお答えいたしかねます」とのNHK関係者の説明だけで、カメラの前から姿を消したのは今年の春場所。それから先場所までの4場所、これといった動静を伝えられることなく〝謎の休場〟が続いているのだ。

いったい、北の富士さんに何が起こったのか。生存する元横綱の中では最年長だけに何が起こっても不思議ではないが、ここにきて断片ながら周辺情報が漏れてきている。

病気で入院していたようだが…

その一つが秋場所前の9月2日、八角理事長(60=元横綱北勝海)が両国国技館で還暦の土俵入りを行ったときの談話だ。八角理事長はこの日、「今日の私があるのは(師匠である)北の富士さんのおかげです」と感謝の言葉を述べ、「(最近)元気になって退院しました」と近況を明かした。

この言葉により病気で入院していたことが分かったが、北の富士さんは心臓に持病があり、1994年には未破裂動脈瘤で手術を受けている。そのため、メディア筋には安否を気遣う声も上がったほどだった。

また、九州場所では北の富士さんが発掘した八角部屋の北の若(22)が新入幕を果たしたが、その昇進会見で北の若は先場所勝ち越した直後に北の富士さんに電話したことを告白。「遅い、と言われた。ひと言だけだったけど心に来るものがあり、嬉しかった」と明かした。

「これで分かるように、北の富士さんは声を出すのに難があり、多くを話せないようです。また、定期的に病院にも通わなければならいようで、休場はしばらく続きそうだとみられているのです」(八角部屋関係者)

そのまま〝引退〟とならなければいいのだが…。

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