インターネットを利用した新手の詐欺が続々と出現している。今度は、マイクロソフトを装った偽の警告をパソコンの画面上に表示して、ウイルスの駆除を行うなどと偽り、多額の金をネットバンキングや電子マネーで支払わされる被害が後を絶たないのだ。
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被害に遭った70代のフリーライター・H氏が語る。
「パソコンでHな画面を見ていたら、突然、警告音が鳴って『使用中のパソコンがウイルス感染した』と画面上に表示され、ウイルス駆除のサポートセンターの電話番号が表示されたんです。本当にウイルス感染したなら仕事に穴が開く。パニック状態になって電話すると、片言の日本語で誘導され近所のコンビニで5万円の電子マネーを買わされそうになったんですよ」
幸いにも、H氏はITに精通した息子と同居していたため、寸前で詐欺被害に遭わずに済んだ。
「警告画面」や「音」は偽物
こうした手口は「サポート詐欺」と呼ばれる。
コンピューターのセキュリティー対策などを推進するIPA(独立行政法人情報処理推進機構)によると、ネット利用中にパソコンがウイルスに感染した警告画面に変わり、ウイルス駆除などのサポート料名目で金銭を騙し取る詐欺事件は2015年ごろから増え、近年は一段と急増しているという。
H氏によると、連絡先の電話に出たオペレーターは「パソコンの状況を遠隔操作で確認します」と、遠隔操作ソフトをインストールするように促した。
「ウイルス感染を告げる画面や警告は偽物で、実際には感染していません。警告画面を閉じようとしても、繰り返し画面が出現するように詐欺犯側が設定しているんです。この手の詐欺で400万円支払った被害者もいます」(ネット詐欺に詳しいジャーナリスト)
消費者庁によると、今年8月下旬までの2年半の間に、全国の消費者生活センターに寄せられた「サポート詐欺」の相談件数は4689件。被害額は累計で約4億3000万円にも上る。
「被害者の大半は、どうにかこうにかパソコンを使える高齢者です」(同)
パソコンに不慣れな高齢者は要注意だ。
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