「今年こそ復活か」と大きな期待を寄せられていた日本テレビの大みそか名物特番『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないシリーズ』の放送が見送られることになった。
当初の予定では、還暦を迎えたダウンタウンの2人を祝う形で3年ぶりの復活になる予定だった。
今回の放送中止を受け、日テレ上層部は頭を抱えているという。
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「『ガキ使』のDVDは、グループ会社VAPの重要な稼ぎ頭なんです。また、抱えている配信事業のHuluにとっても『ガキ使』は優良コンテンツです。新作がないというのは非常に厳しいわけです。推定で1億円近い利益の損失ですからね。そもそも、『スッキリ』の後番組『DayDay.』のMCに南海キャンディーズの山里亮太を起用したのも、吉本興業に配慮したからです。『ガキ使』は何としてでも復活させなければいけない番組でした」(日テレ関係者)
ちなみに、過去において放送倫理・番組向上機構(BPO)が「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」として『笑ってはいけないシリーズ』を審議対象にしたことと、今回の放送中止は全く関連性がないという。
実は、昨年6月の時点で日テレ幹部らがBPOと直談判に及んでいたのだ。
「日テレサイドはBPOの青少年委員会と意見交換会を設けた。その場で『予見できる痛みは対象と考えていない』といった意見をもらい、出演者が罰ゲームを予見できる『笑ってはいけないシリーズ』はBPOの指定には当たらないというお墨付きをもらっていたんです」(同)
今年もお笑い特番は放送するが…
それなのに、『笑ってはいけないシリーズ』が「このままお蔵入りするのではないか」といった情報まで局内で飛び交っている。
「仮に今、『笑ってはいけないシリーズ』が終了すれば、〝伝説の番組〟として語り継がれるわけです。ヘタに復活させて視聴率が落ちたりしたら、世間から何を言われるか分かりません。名番組に泥を塗ってしまうことになりかねない」(芸能プロ関係者)
同シリーズの復活を見送った日テレの今年の大みそか特番は『笑晦日』が放送される。
「ナインティナイン、かまいたち、千鳥、バナナマンら次世代を中心とした例年のお笑い番組です。過去にも『笑って年越したい!笑う大晦日』(2021年)や『笑って年越し!世代対決 昭和芸人VS平成・令和芸人』(22年)を放送し、視聴率を大幅に落とした。今年も同じ展開になるでしょう」(事情通)
『NHK紅白合戦』にも旧ジャニーズ勢の出演がない今年の大みそか。テレビを視聴する世帯が大幅に減るかもしれない。
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