旧ジャニーズ事務所の問題に揺れるNHK。創業者・故ジャニー喜多川氏が局内のトイレでも〝犯行〟を繰り返していたとされ、大騒ぎになっている。
喫緊の課題は、ジャニーズ勢を抜いた「紅白歌合戦」が成立するかどうかだ。
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「NHKサイドは、9月下旬の山名啓雄メディア総局長の定例記者会見で今年の紅白においてのジャニーズ枠がゼロになる可能性を示唆。世間の目もあり、NHKとしては旧ジャニーズ事務所という枠では難しいと考えているようです」(スポーツ紙記者)
それでも、楽曲セールスが好調な人気グループ「SixTONES」と「Snow Man」の2組の出場を予想する向きもある。
「昨年の6組とまではいかないが、新たに立ち上げる新会社経由での出場となれば、まだ可能性はある」(同・記者)
「アニバーサリー」がキーワード
毎年、大挙出場していたジャニーズ勢が抜ける今年の「紅白」の穴埋めとして期待されているのが2組の大物アーティストだという。
「紅白では、毎年〝アニバーサリー歌手〟が重宝される傾向にあります。今年は『サザンオールスターズ』が45周年で、最有力視されています」(レコード会社の関係者)
サザンに関しては、〝サプライズ枠〟で出演した過去もあり、昨年にもボーカルの桑田佳祐が佐野元春や野口五郎などとの「同級生バンド」でチャリティーソングを披露して盛り上げていた。
「もう1組、〝アニバーサリー〟の大物がいます。今年35周年を迎えた『B’z』です。彼らはこれまで紅白とは縁が薄かったのですが、今年はNHKの番組で特集が組まれたり、ボーカルの稲葉浩志さんがニュース番組のインタビューに登場したりと、これまでにない動きを見せているんです」(同・関係者)
こうした動きを、紅白出場の〝確定フラグ〟と分析する関係者も多いという。
問題は、どちらのアーティストも中高年向けで、若い視聴者を取り込むのは難しいということ。〝脱ジャニ〟がいかに困難であるかを物語る人選になりそうだ。
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