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熟女に除霊と称しわいせつ行為…「ルパン」名乗る“70代除霊師”の罪とは

Roman Samborskyi
(画像)Roman Samborskyi / shutterstock

「中国整体術の気功を使って、身体に取り憑いた悪霊を取り除く」「こうして除霊すれば体調不良はたちどころに改善する」

こんなセールストークで凌辱行為を繰り返し、準強制わいせつの罪に問われていた千葉県千葉市の美容院経営者、江畑誠一被告(73)の初公判が10月10日、千葉地裁で開かれた。

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「起訴状によると、江畑被告は常々女性客らに体調不良を改善する除霊能力があると話していたという。今年3月24日午前9時45分から1時間半ほどの間、経営する美容室で60代女性を抵抗できない状態にしてわいせつ行為を働いたとされる。また、4月12日午前1時から3時ごろにも同県鋸南町のマンションの一室で、50代女性にわいせつ施術を行ったというのです」(司法記者)

“怪盗”ルパンが除霊を…

江畑被告は起訴内容を「間違いありません」と認めているが、この事件が注目されたのは、同被告が「除霊」した女性客らに誰もが知るあの〝怪盗〟の名前を名乗っていたからだとか。

「江畑被告は、推理小説ファンにおなじみのアルセーヌ・ルパンの名をかたり『俺はルパンだ。気功を使って除霊する』などと言って、施術を装ったわいせつ行為に及ぶのが常だったという。また、同被告はフェイスブックでも同じ名前を名乗っていたようです」(社会部記者)

同被告が気功で女性たちに憑いた悪霊を盗み出せていたかは定かではないが、欲望に忠実な点はルパンに似ていたと言えなくもない。

「ちなみに、本人は千葉の東邦大学付属東邦高校、都内のT大学を卒業したと言っていますが、高校は超難関校、大学はFランクと落差が激しい。捜査関係者の間では高校時代に何があったのかとウワサになっているんです」(同)

70代の〝怪盗〟は精力旺盛なこと以外、謎の多い人物だったのだ。

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