北海道に晩秋の訪れを告げる『第46回ナナカマド賞』が10月15日、帯広競馬場で開催される。1978年に帯広競馬場のイレネー記念、北見競馬場のホクレン賞と並ぶ2歳の重賞競走として創設。創設時は、旭川競馬場で行われ、旭川市民の木であるナナカマドが赤く色づく10月の重賞として定着していた。07年以降は帯広競馬場へ場所を移したが、今年度デビューした2歳馬たちが挑む初めての重賞競走としての位置付けは変わっておらず、ばんえいファンの注目を集める一戦だ。
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このレースは名馬への登竜門として位置づけられており、その後に第一線級で活躍する名馬を多く輩出している。オレノココロ、コウシュハウンカイ、フジダイビクトリーなど数々の名馬の父馬であるウンカイは、96年の覇者。14年にはウンカイ産駒のセンゴクエースが当レースを優勝したことで、親子制覇を果たした。
前哨戦となる9月の『青雲賞』では、終始主導権を握ったホクセイポルシェが押し切り優勝。2着にはミチシオが入り、混戦といわれる今年の2歳世代の中では、この2頭が中心となりそう。ナナカマド賞でも注目したい。
穴で注目したい東京記念からの転戦組
さて、所変わって浦和競馬場では、秋冬の南関東中長距離路線を占う上で重要な一戦『第33回埼玉新聞栄冠賞』(SⅢ)が18日に開催される。21年から『浦和記念』(JpnⅡ・11月23日)と同じ2000メートルに距離を変更。1着馬には同レースへの優先出走権が付与される重要な前哨戦だ。
11年より11回連続で1〜3番人気の優勝が続いていたが、昨年は6番人気のライトウォーリアが優勝。10年のドリームトレジャー(6番人気)以来となる4番人気以下の優勝だった。
人気サイドで決まることが多いが、1〜3番人気が3着以内を独占したことは過去10年ではゼロ。高配当を呼ぶ伏兵探しが馬券的中の鍵となるが、注目したいのは約1カ月前に開催される東京記念からの転戦組だ。東京記念4着以下の馬の埼玉新聞栄冠賞の成績は2着4回、3着2回で、昨年2着に入ったマンガンも東京記念5着からの巻き返し。優勝こそないものの決して侮ることはできない。
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