〝熱男〟松田宣浩(40)が、現役引退を表明した。
10月1日の東京ヤクルト戦では6番・三塁で出場し、試合後にはセレモニーも行われた。
「巨人に移籍してきて1年、セレモニーを含め、12試合しか出場していません。『愛されキャラ』の松田だから、セレモニーも行われたのでしょう」(スポーツ紙記者)
プロ通算1922試合の出場(同時点)、三塁手として8度のゴールデン・グラブ賞も受賞し、ホークス時代には7度の日本シリーズ制覇にも貢献した。
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そんな松田の今後だが、「ソフトバンクに帰還する」との声がもっぱらだ。
「昨季、ホークスで構想外であることを伝えられた後、王貞治会長(83)が巨人サイドに『再出発の場を』とお願いしたと聞いています。ホークス一筋も良いですが、1年でも違う球団を経験したことは、のちの野球人生の糧となるはず。また、ファーム生活を送ったことも良い経験になったと思います」(球界関係者)
指導者か解説者か…
松田の今後に期待する声は多く聞かれた。話の内容から察するに指導者だが、松田自身は引退会見で今後のことを聞かれ、
「野球界の松岡修造さんみたいな熱い人間になることを目標に」
と語っていた。指導者になるのか、解説者として勉強するのかも、はぐらかしたわけだ。
「古巣・ホークスは、危機的状況です。今年で3年連続のV逸、四軍制の巨大な育成組織を作ったため、慢性的な指導者不足に陥っています。松田に若手を育ててもらいたいとし、将来、監督になるときに備えて、巨人に出したのです」(同)
とはいえ、スンナリとは決まりそうにない。松田は将来の監督候補だが、それは彼だけではない。現二軍監督の小久保裕紀(52)もいる。小久保は侍ジャパンの監督も経験した。こちらも〝ポスト藤本(博史=59)〟に相応しい実績と経歴の持ち主だ。
「工藤前監督が退任したとき、次は小久保監督だと勝手に思っていました。でも、違うんです。ホークスは論功行賞ではなく、その時々の状況に応じて指揮官を決めます。松田氏に二軍か、三軍を任せ、様子を見るのでは」(地元メディア)
現若手は俊足巧打のタイプばかりで、ホームランバッターは育っていない。大砲タイプを先に育てたほうが一軍指揮官に決まるだろう。
いずれにせよ、〝熱男〟松田の新しい肩書が気になるところだ。
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