社会

施術中にわいせつ行為に及んだか…“施術の一環”と否認も鍼灸院院長逮捕

(画像)ViDI Studio / shutterstock

鍼灸院を舞台にしたわいせつ事件が発生した。

警視庁調布警察署が9月25日までに準強制わいせつの疑いで逮捕したのは、東京・調布市にある『たんぽぽ針灸院』の院長・岩永康幸容疑者(67)。岩永容疑者は昨年9月下旬ごろ、同鍼灸院を訪れた30代の女性に対し施術を装い、わいせつ行為に及んだ疑いが持たれているのである。


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「女性が診察台に仰向けに横たわったところ、下半身を含む身体のあちこちを触ったという。女性はすぐにその〝異変〟に気づいたが、以前から同院に通院していたため、言い出すことができなかった。10カ月ほどたった今年7月に警察に相談し、今回の逮捕となったのです」(社会部記者)

逮捕後、岩永容疑者は「わいせつな行為はしていない。施術の一環だった」と容疑を否認しているが、事件の舞台となった『たんぽぽ針灸院』は、同容疑者が1990年に開院した鍼灸施設で地元でも知られた存在だった。また、長崎出身で89年に日本鍼灸理療専門学校を卒業した同容疑者は、鍼灸に加え、あん摩マッサージ指圧師の免許も持っていたという。

丁寧な施術と説明で知られる鍼灸師

前出の社会部記者がこう話す。

「HPには、『1回の治療時間を十分にとり、1回ごとに納得できる効果を出し、短期間での治療を心掛ける』『症状の説明と今後の治療計画を作成する』などの同院の特徴が記されているが、岩永容疑者は丁寧な施術と説明をする鍼灸師としても知られていたらしい。そのため、地元には驚きが広がっているのです」

鍼灸事情に詳しい夕刊紙の記者によれば「鍼灸院での自律神経の調整は全身を触診して調整するため、わいせつ行為を疑われるケースもある」らしいが、同院がそうかは真相解明が待たれるところだ。

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